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【きょうの料理】グレープフルーツのパウンドケーキのレシピ!タサン志麻の小さな台所【2025年4月30日】

2025年4月30日にNHK Eテレの人気番組『きょうの料理』の人気コーナー『タサン志麻の小さな台所』で紹介され、話題を呼んだ「グレープフルーツのパウンドケーキ」。

料理家タサン志麻さんが教えてくれる、フランスの伝統的な焼き菓子をアレンジした、とっておきのレシピです。

この記事を読めば、バターの風味豊かな生地にグレープフルーツの爽やかさが絶妙にマッチしたパウンドケーキの詳しい材料と、失敗しないための丁寧な作り方の手順が分かります。

お菓子作り初心者の方でも挑戦しやすいように、各工程のポイントも解説しますので、ぜひご家庭で作ってみてくださいね。

【きょうの料理】タサン志麻さん流!爽やかグレープフルーツパウンド

今回ご紹介するのは、タサン志麻さんがフランスの家庭で愛される伝統菓子「キャトルキャール」をベースに、旬のグレープフルーツを加えてアレンジした特別なパウンドケーキです。

キャトルキャールとは「4分の1が4つ」という意味で、その名の通り4つの基本材料を同じ重さで使うのが特徴です。

シンプルながら奥深い、本格的な味わいをご家庭で楽しみましょう。

基本は4つ!爽やかパウンドケーキの材料

このレシピの美味しさの土台となるのは、フランス菓子「キャトルキャール」の黄金比率です。

主要な4つの材料、つまり溶き卵バター砂糖薄力粉をすべて同じ150gずつ使うことで、しっとりとして風味豊かな生地の骨格が出来上がります。

正確な計量が、美味しさへの第一歩です。

ここでは、8cm×22cm×高さ5cmのパウンド型1台分に必要な材料と、生地作りを始める前に必ず行っておきたい下準備についてご紹介します。

  • 溶き卵 : 3個分(150gに相当)
  • バター : 150g
  • 砂糖 : 150g
  • 薄力粉 : 150g
  • グレープフルーツ : 2個

生地を作り始める前に、以下の準備をしておきましょう。

これらの準備を丁寧に行うことが、美味しいパウンドケーキを焼き上げるための重要なポイントになります。

  • 材料の温度管理 : 卵とバターは必ず常温に戻しておきます。これは、バターと卵を混ぜ合わせる際に、温度差が大きいと生地が分離してしまうのを防ぐためです。安定したなめらかな生地を作るための基本となります。
  • 型の準備 : パウンド型にオーブン用の紙を敷いておきましょう。焼き上がったケーキが型にくっつくことなく、スムーズに取り出せるようになります。
  • オーブンの予熱 : オーブンは180℃に温めておきます。生地ができあがったらすぐに焼き始められるように、オーブンの準備を整えておくことが大切です。

混ぜ方で決まる!絶品パウンドケーキの作り方

材料と下準備が整ったら、いよいよ生地作りです。

タサン志麻さん流パウンドケーキの美味しさの秘訣は、各工程での丁寧な作業にあります。

特にバターと砂糖の混ぜ方(クリーミング)や、卵を加える際の乳化、そして粉類やグレープフルーツの混ぜ込み方が重要です。

ここでは、グレープフルーツの下処理から焼き上げ、そして美味しくいただくための冷却方法まで、ステップごとに詳しく見ていきましょう。

  • 1. グレープフルーツの準備 : まず、グレープフルーツの下処理をします。上下を切り落とし、側面の厚い皮と白いワタを果肉に沿って削ぎ落とします。薄皮と果肉の間にV字に包丁を入れて果肉を取り出し、約8房をトッピング用に確保します。残りの果肉は手で3等分程度にちぎります。ここで非常に大切なのが水分管理です。ちぎった果肉とトッピング用、両方の水気をペーパータオルでしっかり拭き取ってください。生地の水分バランスを保ち、分離を防ぐための重要な工程です。
  • 2. バターと砂糖の混合(クリーミング) : ボウルに常温に戻したバター150gと砂糖150gを入れ、ゴムべらでよく混ぜ合わせます。バターがペースト状になり、全体が均一に、そして白っぽくなるまで混ぜるのがポイントです。この工程でバターと砂糖の間に空気が取り込まれ、ケーキがふっくらと焼き上がるための助けになります。
  • 3. 卵の混合 : バターと砂糖が混ざったら、溶き卵150gを少しずつ加えていきます。一度に加えず、大さじ1杯程度ずつ垂らすように加え、その都度ゴムべらで生地に押し付けるようにして、しっかり混ぜ込みます。卵が半分ほど入って生地がゆるんできたら、泡立て器に持ち替えて、さらによく混ぜ続けます。ここで生地を分離させずに、なめらかな状態にすることが成功の最大のコツです。材料が冷えていると分離しやすいので、事前の温度管理が生きてきます。
  • 4. 薄力粉とグレープフルーツの混合 : 卵が完全になじんだら、薄力粉150gをすべて加えます。ゴムべらを使い、ボウルの外側から中心に向かって生地を切るように混ぜ合わせます。練らないように注意してください。粉気がほぼ見えなくなったら、水気を切っておいたグレープフルーツ(ちぎった方)を加えます。果肉を潰さないように、ゴムべらでさっくりと、大きく混ぜ合わせましょう。「切るように」混ぜるのはグルテンの形成を抑えて軽く仕上げるため、「さっくり」混ぜるのは果肉の形と水分を守るためです。
  • 5. 型への充填とトッピング : 準備したパウンド型に、生地を3回に分けて入れます。1回入れるごとに、型ごと台に軽くトントンと数回落とし、大きな気泡を抜きます。生地をすべて入れたら表面をゴムべらで平らにならし、取り分けておいたトッピング用のグレープフルーツを少しずつ重ねながら飾ります。見た目も可愛らしく仕上がります。
  • 6. 焼成と冷却 : 180℃に予熱したオーブンで40分から50分焼きます。焼き時間は目安なので、ご家庭のオーブンに合わせて調整してください。焼き上がりの確認は、ケーキ中央に竹串を刺し、生の生地がついてこなければOKです。焼き上がったら、すぐに型から出さず、型に入れたまま粗熱を取ります。ある程度冷めたら型から出し、オーブン用の紙を外してケーキクーラーなどの網の上で完全に冷まします。完全に冷ますことで味が落ち着き、構造も安定します。焼きたてよりも翌日の方が味がなじんで、さらに美味しくいただけますよ。

まとめ:タサン志麻さん流パウンドケーキについて

今回は、NHK『きょうの料理 タサン志麻の小さな台所』で紹介された「グレープフルーツのパウンドケーキ」のレシピをご紹介しました。

フランスの伝統菓子キャトルキャールをベースに、バター、砂糖、卵、薄力粉を同量使うシンプルなレシピですが、材料の温度管理や混ぜ方など、丁寧な工程がおいしさの秘訣です。

爽やかなグレープフルーツの風味としっとりした生地のハーモニーを、ぜひご家庭で味わってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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