2025年5月11日に放送された『相葉マナブ』の人気コーナー「釜-1グランプリ」で、ひときわ注目を集めた「きくらげザーサイ玉子炒め釜飯」。
この釜飯は、発酵野菜であるザーサイの新たな魅力を引き出し、審査員からも絶賛されました。
この記事では、その「きくらげザーサイ玉子炒め釜飯」の詳しいレシピや、家庭で美味しく作るためのポイントを余すところなくご紹介します。
番組で紹介されたプロの技を取り入れれば、ご家庭の食卓が一段と豊かになることでしょう。
ふわふわの卵と奥深い味わいが特徴の、この絶品中華風炊き込みご飯の作り方をマスターして、ぜひ大切な人に振る舞ってみませんか。
相葉マナブ「釜-1グランプリ」
2025年5月11日に放送された『相葉マナブ』#590では、「マナブ！
初めまして食材～ザーサイ～」と題し、人気企画「釜-1グランプリ」が開催されました。
この回では、中国原産の発酵野菜であるザーサイを主役食材に据え、参加者が釜飯での斬新なアレンジレシピを競い合いました。
きくらげザーサイ玉子炒め釜飯 紹介
今回ご紹介する「きくらげザーサイ玉子炒め釜飯」は、東京都在住の中村晴江さんが考案した一品です。
この釜飯は、ザーサイの風味ときくらげの食感、そしてふんわりとした卵が見事に調和した「和華融合型」の釜飯として、番組内で高く評価されました。
審査員からは「ふわふわ卵としょうがの香りが際立つ中華風炊き込みご飯」と称賛され、見事勝ち残りを果たしています。
その美味しさの秘密は、ザーサイ特有の塩気と発酵による豊かな香り、乾燥きくらげのコリコリとした歯切れの良い食感、そして豚肉から出るうま味とコクのある脂にあります。
これらを鶏がらスープとオイスターソースで中華風のしっかりとした味わいにまとめ上げつつ、かつおダシを加えることで和風の下支えも忘れていません。
濃厚な味わいでありながら、おろししょうがの清涼感が後口をさっぱりと引き締め、粗挽きコショウが全体の香りをまとめ上げているため、驚くほど軽快にいただけます。
豊かな風味のための材料
この絶品釜飯を作るために必要なのは、普段使いの食材に少しアクセントを加えるものばかりです。
4〜6人分の材料を以下に示します。
それぞれの食材が釜飯の中で重要な役割を担い、複雑で奥深い味わいを生み出します。
- 米 : 3合
- かつおダシ : 300mL
- 氷 : 120g (米をもっちり仕上げる秘訣です)
- 豚肉 : 150g (薄切りやこま切れがおすすめです)
- 玉ねぎ : 1個
- 味付けザーサイ : 60g (塩気と発酵の風味が味の決め手です)
- 乾燥きくらげ : 15g (食物繊維やビタミンDが豊富です)
- 酒 : 大さじ3
- オイスターソース : 大さじ2
- 鶏がらスープの素 : 大さじ1
- おろししょうが : 小さじ1
- ゴマ油 : 大さじ1
- 卵 : 2個
- マヨネーズ : 小さじ1 (卵をふわふわにする隠し味です)
- 粗挽きコショウ : 適量（仕上げ用）
特に注目したいのは、卵に加えられるマヨネーズです。
マヨネーズに含まれるレシチンの乳化作用により、卵のコシが抑えられ、加熱しても固まりすぎない、ふわふわとした食感を長時間維持できます。
また、炊飯時に投入する氷は、「釜-1グランプリ」ではおなじみのテクニック。
釜内部の温度上昇を意図的に緩やかにすることで、お米のデンプンが均一にα化し、一粒一粒がもちもちとした理想的な食感に炊き上がります。
乾燥きくらげは、低脂質でありながら食物繊維とビタミンDを豊富に含み、水で戻した後も弾力のある食感を保つため、釜飯の中で肉類とは対照的なアクセントとなります。
主役のザーサイは、高温期に肥大化する茎の部分を塩蔵し発酵させたもので、乳酸発酵が醸し出す独特の酸味と、ごま油の香ばしさが抜群の相性を見せます。
プロ直伝！失敗しない作り方
ご家庭の炊飯器でも、番組で紹介されたような本格的な「きくらげザーサイ玉子炒め釜飯」を再現するための手順と、美味しく仕上げるためのコツを詳しく解説します。
いくつかのポイントを押さえるだけで、格段に味が向上します。
- 下準備 : 乾燥きくらげは水で丁寧に戻し、水気をしっかりと拭き取ります。石づきがあれば取り除き、一口大にカットしてください。玉ねぎと豚肉も、きくらげと同じくらいの大きさに切りそろえておくと、火の通りが均一になり、見た目も美しく仕上がります。
- 卵の調理 : ボウルに卵2個を割り入れ、マヨネーズ小さじ1を加えてよく混ぜ合わせます。フライパンにゴマ油（分量外、適量）を熱し、混ぜ合わせた卵液を流し込みます。ここでは完全に火を通さず、半熟状になるまで優しく炒めて、一度取り出しておきましょう。この半熟加減が、炊き上がり後のふわふわ感を左右します。
- 炊飯準備 : 浸水させた後、しっかりと水気を切った米3合を炊飯器の釜に入れます。そこへ、かつおダシ300mL、酒大さじ3、オイスターソース大さじ2、鶏がらスープの素大さじ1、おろししょうが小さじ1、そしてゴマ油大さじ1を加え、軽く混ぜ合わせます。
- 具材の投入 : 調味液と混ぜた米の上に、豚肉150g、玉ねぎ1個、戻したきくらげ15g、味付けザーサイ60gの順で、層になるように重ねていきます。最後に、手順②で準備した半熟卵をふわりとのせ、氷120gを全体に散らしてください。
- 炊飯 : 炊飯器の通常モードで炊飯を開始します。
- 仕上げ : 炊き上がったら、釜の中身全体をさっくりと混ぜ合わせます。この時、ザーサイの発酵の香りを損なわないよう、手早く混ぜるのがポイントです。茶碗に盛り付け、仕上げに粗挽きコショウを適量振れば完成となります。
美味しく作るための重要な再現ポイントがいくつかあります。
まず、氷の重量120gはレシピ通りに守ることが大切です。
氷が少なすぎると加熱が早まりすぎてお米の食感が硬くなり、逆に多すぎると芯が残ってしまう原因になります。
また、卵を炒める際は、完全に固めない「半熟で止める」ことが肝心です。
これにより、炊飯時の蒸気と余熱が卵にちょうど良い火入れを施し、理想的なふわふわ食感を実現する設計になっています。
味付けザーサイは元々塩味が強いため、お米を浸水する際に塩を加える必要はありません。
レシピ全体の調味料の総量で、最適な塩分バランスが計算されています。
使用する豚肉は、薄切りやこま切れが推奨されます。
もし厚切り肉を使用する場合は、炊飯後の生焼けリスクを避けるため、あらかじめフライパンで軽く炒めて表面に火を通しておくと安心です。
まとめ：絶品釜飯で食卓を豊かにについて
『相葉マナブ』で紹介された「きくらげザーサイ玉子炒め釜飯」は、ザーサイの新たな可能性を引き出し、家庭でも手軽に本格的な中華風炊き込みご飯が楽しめる逸品です。
卵にマヨネーズを加える工夫や、炊飯時に氷を入れるテクニックなど、ちょっとしたコツでいつもの釜飯が格段に美味しくなります。
ぜひこのレシピを参考にして、ご家庭の食卓を豊かに彩ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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