2025年5月22日放送の『めざましテレビ』の人気コーナー「やってセイカ」では、年間1700杯以上ものかき氷を味わう“かき氷の女王”原田麻子さんが登場し、2025年に注目すべき最新かき氷トレンドを徹底解説しました。
この記事を読めば、原田さんが厳選した東京都内7店舗の革新的なかき氷の詳細や、今年のトレンドである「野菜」「発酵」「食事系」といったキーワードがどのようにかき氷を進化させているのかが具体的に分かります。
定番の甘いかき氷のイメージを覆す、驚きと発見に満ちた最新かき氷の世界にご案内します。
めざましテレビ やってセイカ 原田麻子さん紹介!2025かき氷トレンド
番組では、かき氷界のカリスマ原田麻子さんが、井上清華キャスターと共に都内7つの店舗を巡り、2025年の最新かき氷を紹介しました。
今年のトレンドは、素材の意外な組み合わせや健康志向を反映した「野菜」や「発酵食品」の使用、そして一食としても満足できる「食事系かき氷」の台頭です。
各店が創意工夫を凝らした、見た目も味わいも新しいかき氷が登場しています。
新宿DEN-EN 発酵系!甘酒オレンジ&白みそとうふ
2025年4月12日に新宿区西早稲田、東京メトロ早稲田駅から徒歩5分の場所にオープンした純氷専門店「DEN-EN」。
営業時間は12:00から20:00で、第2・第4月曜日が定休日です。
こちらで注目されたのは、発酵食品を取り入れた新しい味わいのかき氷です。
「甘酒オレンジ」(1500円)は、米麹甘酒の優しい甘みとオレンジ果汁の爽やかさが絶妙にマッチした一杯。
甘すぎず、酒粕の芳醇な香りが口の中に広がり、後味はすっきりとしています。
もう一方の「白みそとうふ」(1500円)は、白みそと豆乳エスプーマを組み合わせた和テイストのかき氷。
味噌のコクと豆腐のまろやかさが純氷と溶け合い、甘さ控えめで上品な味わいが楽しめます。
これらのかき氷は、朝の番組でも食べやすいように工夫された、優しい味わいが特徴です。
文京区よすが 料亭の味!氷大福 緑
文京区向丘に2025年4月1日にオープンした「かき氷 よすが」は、90年以上続く日本料理店に併設された、まさに“氷懐石”とも呼べるかき氷を提供するお店です。
東京大学前駅から徒歩4分というアクセスの良さも魅力の一つ。
看板メニューの「氷大福 緑」(1800円)は、見た目も美しい芸術的な一品。
伊勢抹茶を使用した濃厚な抹茶蜜、自家製の滑らかな求肥、そして丹波黒豆を用いた特製あんこを層状に重ね、まるで大福そのものを凍らせたかのような贅沢な構成です。
特にあんこは、黒豆ならではの香ばしさが際立ち、一般的な小豆あんとは異なる風味豊かな味わいを生み出しています。
食後には温かい貝出汁のお椀が提供されるなど、料亭ならではの細やかな心遣いとコース料理のような満足感が人気の秘密です。
練馬工房meguco 個性派!塩玄米みるくと野菜氷
練馬区富士見台に2025年3月にオープンした「工房meguco」は、女性店主が地元で営む、器と氷のアトリエカフェです。
営業時間は火曜日と水曜日が12:00から19:00、土曜日・日曜日・祝日は18:00までとなっており、月曜日・木曜日・金曜日が定休日です。
番組で紹介された「塩玄米みるくに抹茶クリームあずき」(1600円)は、玄米の香ばしさが際立つミルク氷に、塩味がアクセントとなり、抹茶クリームとあずきの甘さを引き立てる絶妙なバランスの一品です。
もう一つの注目メニュー「清見タンゴール×にんじん」(1850円)は、清見オレンジの爽やかな甘みと人参の自然な風味が融合した、まるで“飲むサラダ”のようなヘルシーなかき氷。
自家製の陶器の器に盛り付けられるため、氷が溶けても最後まで形が崩れにくいのも特徴です。
麻布野菜菓子 セロリが変身?新感覚かき氷
港区麻布十番、南北線麻布十番駅1番出口すぐの場所にある「麻布野菜菓子」は、その名の通り野菜を使ったスイーツの専門店。
営業時間は平日の11:00から19:00で、火曜日が定休日です。
ここで紹介されたのは、驚きの組み合わせ「セロリのかき氷」(1400円)。
セロリ特有の香りを抑え、白ワインとレモンで丁寧にコンポートすることで、まるでパイナップルのようなフルーティーな味わいに変貌させています。
このセロリのコンポートを、練乳とクリームチーズを合わせた特製ソースが優しく包み込み、爽やかでありながらコクのある新感覚のデザートに仕上がっています。
野菜をフルーツのように巧みに扱う技術は、今年のトレンド「野菜×発酵」を象徴する一品として高く評価されました。
渋谷オクノシブヤ 衝撃の食事系!じゃがバタったらし
渋谷駅から徒歩10分、渋谷区神山町に佇む「茶房オクノシブヤ」は、和菓子職人の確かな技術が生み出す甘味が楽しめる、14席の落ち着いた雰囲気の甘味茶房です。
営業時間は11:00から19:00で、火曜日が定休日となっています。
番組で紹介され、スタジオを驚かせたのは「じゃがバタったらし」(2090円)。
ジャガイモをベースにした特製あんに、自家製の濃厚なバタープリンを乗せ、甘じょっぱいみたらし醤油シロップをたっぷりとかけています。
さらに、トッピングにはなんとポテトフライが添えられ、まさに“おかず系”かき氷の真骨頂。
ジャガイモの優しい甘み、バタープリンのコク、みたらしの塩気、そしてポテトフライの食感が一体となり、甘味としょっぱさが見事に調和した、食事代わりにもなる不思議で魅力的な味わいが大きな反響を呼びました。
成城デギスタシオン フレンチと融合!進化系かき氷
世田谷区成城、小田急線成城学園前駅から徒歩3分の場所にあるフレンチレストラン「デギスタシオン」では、ランチタイム限定で天然氷を使用した独創的な“フレンチかき氷”を提供しています。
番組で紹介された「夏の始まり」(2800円)は、イカスミを練り込んだクスクスや、フランス料理の高級食材であるリードボー(仔牛の胸腺肉)の唐揚げがトッピングされた、まさにフレンチのコースの一皿のようなかき氷です。
また、「スイカとチーズのカキ氷」は、カシューナッツミルクやブルサンポワブルチーズといったフレンチならではの素材を使い、スイカとバジルのアクセントで爽快感をプラス。
料理としての完成度が高く、ワインとのペアリングも楽しめる、まさに進化系のかき氷です。
三茶かんな&新店氷紋tocage 季節限定と新作
世田谷区下馬、世田谷公園のそばに店を構える「和kitchenかんな」は、長年にわたり“かき氷百名店”にも選出されている人気店です。
営業時間は11:00から18:30で、水曜日が定休日。
こちらでは、季節の素材を活かした期間限定かき氷が人気で、番組では「さくら密と若桃」(1600円)と「甘夏にスパイスレモネード」(1650円)が紹介されました。
「さくら密と若桃」は、桜花から抽出した自家製蜜と上品な甘さの和三盆を使用し、若桃のコンポートを添えた春らしい一品。
「甘夏にスパイスレモネード」は、甘夏の爽やかさにカルダモンやジンジャーなどのスパイスを効かせ、キリッとした大人の味わいに仕上げています。
さらに、和kitchenかんなのスタッフが2025年7月に独立開業予定の新店「氷紋tocage(ひょうもん とかげ)」で提供予定の、まるで宝石箱のような「ばらちらし」(2300円前後)も紹介されました。
こちらは色とりどりのフルーツをふんだんに使い、ちらし寿司に見立てた斬新なかき氷で、オープン前から注目が集まっています。
まとめ:2025年注目のかき氷トレンドについて
2025年のかき氷は、単なる夏の冷たいデザートから大きく進化し、野菜や発酵食品といった意外な素材の活用や、フレンチや料亭の技法を取り入れた食事系かき氷など、多様なスタイルが登場しています。
今回ご紹介した7店舗のかき氷は、その革新的なアプローチを体験できる注目の逸品ばかりです。
ぜひ、この夏は新しいかき氷の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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