2025年5月24日に放送されたTBSテレビ『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!~』のジャッジ企画第104弾では、人気回転寿司チェーン「スシロー」が8度目の挑戦に挑みました。
この記事では、スシローが社員の絶対の自信を持って送り出した初夏のイチ押しメニューランキングTOP10と、それらを超一流寿司職人7名がジャッジした結果を詳しく紹介します。
前回2023年10月の挑戦で見事全品合格を果たしたスシローが、今回どのような評価を受けたのか、満場一致合格商品はいくつあったのか、そして気になる各商品の魅力と職人たちのコメントまで、番組で紹介された内容を余すところなくお届けします。
スシローファンならずとも必見の、食欲をそそる情報が満載です。
ジョブチューン スシロー ジャッジ企画第104弾
今回のジャッジ企画では、スシローが史上初となる2度目の10品全品合格を目指しました。
過去7回の挑戦で高い評価を得てきたスシローが、今回もその実力を遺憾なく発揮し、見事10品全てが合格、さらにそのうち8品が満場一致合格という、番組史上最多記録を更新する快挙を成し遂げました。
第1位:本鮪大とろ 1貫120円
ランキング第1位に輝いたのは、スシローが自信を持って提供する「本鮪大とろ」です。
この一皿のために、1年半前から計画を進めてきたといいます。
使用されるのは、地中海で養殖された最高級の本鮪です。
天然のまぐろを捕獲後、栄養豊富な餌で半年以上丁寧に育て上げる「畜養」という方法で、濃厚な旨味と口の中でとろける絶妙な脂のバランスを実現しています。
この高品質な大とろを、全国約650店舗分確保するために、スシローのバイヤーは並々ならぬ努力を重ねました。
その結果、シャリと一体となってとろける極上の食感が楽しめます。
超一流寿司職人たちからは、「120円でこれ食べられるのは値打ちがあり過ぎる」「前回食べたとき『もうこれを超えることはないだろう』と思っていたが、前回よりも超えてきて本当に素晴らしい」といった絶賛の声が相次ぎ、満場一致での合格となりました。
審査員の一人、綿貫安秀氏は「まぐろに大切な香り・旨味・脂・ねっとり感、どれも素晴らしく口いっぱいにまぐろが広がって幸せ」とコメントしています。
第2位:本鮪赤身 2貫110円
続く第2位は、こちらも本鮪を使用した「本鮪赤身」です。
お手頃な価格ながら、その品質は折り紙付きです。
地中海で養殖された本鮪の中でも、魚体の中心に位置し旨味が凝縮された「天身(てんみ)」という希少部位のみを贅沢に使用しています。
水揚げされたまぐろは-50℃以下で急速冷凍され日本へ。
その後、スシロー独自の厳格な基準のもと、人肌以下の温塩水に浸けてから冷蔵庫でゆっくりと解凍することで、細胞を壊さず余計な水分だけを排出し、まぐろ本来のしっとりとした食感と濃厚な旨味、そして赤身ならではの程よい酸味を引き出しています。
職人たちも、「養殖の赤身の中でもちょっと脂がある旨さ。110円でこれやられたら太刀打ちできない」と島本誠一氏がコメントするように、そのコストパフォーマンスの高さに驚きを隠せませんでした。
物価が高騰する中でもこの価格と品質を維持する企業努力も高く評価され、満場一致で合格となりました。
第3位:インド鮪手巻 400円
第3位には、素材へのこだわりが詰まった「国産わさびで食べるインド鮪中落手巻」がランクインしました。
主役のまぐろには、ねっとりとした濃厚な旨みが特徴の天然インド鮪を使用。
特に味が濃いとされる中骨の周りの「中落ち」部分を、各店舗で丁寧にそぎ落として提供しています。
そして、この手巻きのもう一つの顔である海苔は、有明海産の中でも特に香り高く歯切れが良いとされる一番摘みを使用。
その中でも、有明海全体の0.5%しかないという希少な「推等級」の海苔を厳選しています。
わさびも、この商品のために特別に仕入れた安曇野産の本わさびを個包装で提供するという徹底ぶりです。
職人からは「めちゃくちゃうまかった。回転寿司史上ダントツ。海苔のくちどけも良いし歯切れも良いし香りも良い」と尾崎淳氏が絶賛。
白山洸氏も「400円だと足踏みする人いると思う。
でも絶対食べた方が良い、本当におすすめ」とコメントし、満場一致での合格を勝ち取りました。
第4位:生サーモン 1貫120円
第4位は、鮮度が命の「青森産生サーモン」です。
この時期にしか味わえない特別な一品です。
使用するのは、青森県の津軽海峡で養殖された国産サーモン。
低い水温と早い潮の流れという恵まれた環境に加え、国内初の遠隔給餌船の導入により、身が引き締まり程よく脂がのったサーモンに育ちます。
最大のこだわりは、一度も冷凍せずに生のまま提供すること。
水揚げ後、青森市内の加工場で一次処理を施し、全国7か所の加工場へ輸送。
店舗に近い加工場で骨抜きや皮むきを行うことで、圧倒的な鮮度を実現しています。
特に3kg前後の、脂乗りと繊維質のバランスが最適な個体を選んで使用しています。
「回転寿司で食べたサーモンで一番美味しい。脂がめっちゃ甘い」と尾崎淳氏が語るように、そのとろけるような食感と甘みは格別です。
奥村義延氏も「出てきた瞬間から冷凍のサーモンとは張りとツヤが全然違う」と、その鮮度の良さを高く評価し、満場一致で合格となりました。
第5位:塩麴漬け赤えび 1貫180円
第5位にランクインしたのは、初夏の期間限定商品「店内殻剥き 塩麹漬け赤えび(ねぎ)」です。
甘みが強くプリプリとした食感が特徴のアルゼンチン産天然赤えびを使用。
その名の通り、店舗で一尾一尾丁寧に殻を剥き、新鮮な状態で提供しています。
さらに、塩麹に漬け込むことで、赤えびの身がよりねっとりとし、素材本来の甘みと旨味を最大限に引き出しています。
仕上げに添えられたネギが風味のアクセントになっています。
職人たちからは、「甘めの塩麹でねっとりとして、えび自体も甘みがしっかりある。味自体は美味しい」と高評価。
一方で、白山洸氏からは「これネギじゃなく柑橘系の酸味を加えた方が全体のバランスが良くなって、クオリティの高いお寿司になる」という具体的な改善提案もありつつ、180円という価格でこの品質であればと、満場一致で合格となりました。
第6位:鮪しょう油ラーメン 460円
第6位は、スシローの“ジモメシ”シリーズ第2弾「鹿児島ジモメシ 鮪しょう油ラーメン」です。
かつてまぐろ漁船数日本一を誇った鹿児島県いちき串木野市のご当地グルメをスシロー流に再現。
カツオや昆布に加え、まぐろのアラから取った出汁を合わせたあっさり醤油ベースのスープが特徴です。
麺はスープによく絡む中太麺を使用。
トッピングの漬けまぐろは、甘くて濃い釜玉しょう油で20分間漬け込み、しっかりとした味わいに仕上げています。
寿司の合間に食べても、また寿司に戻れるような、さっぱりとしつつも出汁の旨味を感じられる一杯を目指しました。
職人7名中4名が合格を出し、見事合格となりました。
尾崎淳氏は「食べる前はうーんと思ったが臭みはなかった。
わさびを多めに入れて溶いて食べてみたら、スープがさっぱりして良くなった」とコメント。
一方で、綿貫安秀氏からは「もう少し(漬けまぐろの味が)薄い方が合わせやすい」という意見も出るなど、味のバランスについて様々な評価がありました。
第7位:海鮮巻き重ね(夏) 260円
第7位には、見た目も華やかな「スシロー海鮮巻き重ね(夏)」が入りました。
以前満場一致合格した商品の改良版です。
まぐろ、えび、サーモン、玉子、きゅうり、かんぴょうなど13種類もの豊富な具材を使用。
夏らしさを演出するため、うなぎや国産あじを加え、さっぱりと食べられるようにオリジナルの梅肉も忍ばせています。
海苔は有明海産の一等級品を使用し、香りも豊かです。
具材を海苔とシャリで二重に巻くことで、どこから食べても崩れにくく、最後まで美味しく食べられるよう工夫されています。
仕上げに数の子のバラコをあしらい、彩りも鮮やかです。
職人7名中5名が合格を出し、合格となりました。
白山洸氏は「このクオリティで260円、値段安すぎないかなと思った」とそのコストパフォーマンスを評価しつつも、「まぐろ側から食べた方が絶対美味しい。
味の薄いものから食べた方が美味しい」と食べる順番による味のバランスについて言及しました。
伊藤悦朗氏も具材の配置について改善の余地を指摘しました。
第8位:ハンバーグにぎり 120円
第8位は、子どもから大人まで人気の創作寿司「まるごとハンバーグにぎり」です。
シャリ2貫の上に、洋食屋さんのような本格的な味わいを目指して開発された大きめのハンバーグが乗っています。
ミンチ肉だけでなくダイスカットした肉を加えることで、ジューシーさと肉々しさを両立。
肉汁を逃さないよう2層構造で成形し、中心部は軽く練って肉汁を出し、外側はしっかり練ることで閉じ込める工夫がされています。
さらに、3段階の温度で表面を焼き、2段階の温度で中まで火を通すという合計5段階の焼き工程で、ふっくらジューシーに仕上げています。
職人たちからは「本当にシンプルに素材にこだわって出してきた。
しつこくないし軽くてジューシー。
120円で大満足。あと10個食べたい」と綿貫安秀氏が絶賛。
秦野芳樹氏は「ハンバーグ(脂)とシャリ(酸味)、完璧なお寿司を表現している」と、寿司としての完成度の高さを評価し、満場一致で合格となりました。
第9位:剣先いか 2貫180円
第9位は、こだわりの製法で提供される「店内仕込みの剣先いか」です。
使用するのは、初夏から夏にかけて長崎県で獲れる高級品の剣先いかの中でも、特に濃厚な旨味と甘さが楽しめる17cm以上の大型のものだけを厳選しています。
いかは冷凍することで甘みが増すため、釣り上げてすぐに冷凍し各店舗へ配送。
そして、旨味が落ちてしまうのを防ぐため、店舗で1匹丸ごとの状態から捌いています。
この際、旨味や甘みが水で流れてしまわないよう、最小限の水で処理するのもこだわりの一つ。
さらに、細かく包丁を入れることで、噛んだ瞬間に甘みが舌に広がるよう工夫されています。
「完璧すぎて美味しかった。甘みもあり硬さもちょうど良くて、冷凍の良さが出た」と秦野芳樹氏がコメント。
島本誠一氏も「文句のつけどころがないくらい美味しかった」と、その品質と提供方法を高く評価し、満場一致で合格となりました。
第10位:活〆しまあじ 1貫180円
ランキングの最後を飾る第10位は、鮮度抜群の「活〆しまあじ」です。
6月から8月が旬の魚です。
しまあじは鮮度が命。
そのため、三重県にあるスシロー専用の生簀で2年間かけて約1kgに育てたしまあじを水揚げ当日に活〆し、生のまま中2日という驚異的なスピードで店舗に届けています。
翌日には全国各地の加工場へ運んで三枚におろし、さらに翌朝には店舗へ納品。
切り付けた瞬間から鮮度が落ちていくため、お店に近いエリアの加工場で処理することで、新鮮な状態での提供を可能にしています。
職人からは「値段・味を含めて文句なし。これくらいの薄さとサイズ感がベスト。完璧な合格」と秦野芳樹氏。
白山洸氏も「鮮度重視で歯応えをっていう、すごい感じるぐらい鮮度感ある。噛み締めていくと甘みや旨味をしっかり感じる」とその鮮度の良さを絶賛し、満場一致での合格となりました。
まとめ:スシロー衝撃の全品合格メニューについて
今回の『ジョブチューン』ジャッジ企画で、スシローは10品全品合格、うち8品が満場一致合格という素晴らしい結果を残しました。
職人たちを唸らせたこだわりのメニューの数々、ぜひお近くのスシローで味わってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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