NHK『きょうの料理』の人気コーナー「おやつのじかん」で、ジャム作りの第一人者・赤曽部麗子さんが紹介した絶品「いちごラズベリージャム」のレシピが話題です。
2025年4月15日(再放送16日)の放送を見逃した方や、あの感動の味を自宅で再現したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、50年以上の経験を持つ「ミセスベリー」こと赤曽部さん直伝の、いちごラズベリージャムの詳しい材料と、失敗しないための作り方のコツが分かります。
鮮やかな色と芳醇な香りが特徴の、お店のような本格的なジャム作りに挑戦してみませんか?
赤曽部麗子さん直伝!魅惑のいちごラズベリージャム
ジャム作りの名人として知られる赤曽部麗子さんが、NHK『きょうの料理』で披露した「いちごラズベリージャム」は、春の訪れを感じさせる特別な一品です。
鮮やかな深い赤色と、うっとりするような芳醇な香りが特徴で、赤曽部さん自慢のジャムとされています。
このジャムは、酸味の強い春いちごと冷凍ラズベリーを組み合わせることで、単一のベリーだけでは表現できない深みのある味わいを実現しています。
感動の味!その材料は?
この絶品ジャムを作るために必要な材料は、比較的手に入りやすいものばかりです。
容量140mlの保存瓶 7~8個分の材料を以下に示します。
- いちご: 500g
- 冷凍ラズベリー: 500g
- グラニュー糖: 450g
- レモン汁: 1個分(カップ1/4、約50ml)
- キルシュ(あれば): 小さじ1
- ミントの葉: 適量
材料を選ぶ際のポイントとして、いちごは酸味の強い春いちごが推奨されています。
これがジャムに爽やかな酸味と深みを与えます。
冷凍ラズベリーは解凍せずにそのまま使用できます。
生のラズベリーでも代用可能です。
ミントの葉は、いちご特有の加熱時の香りを和らげ、爽やかな後味を加えるために不可欠な役割を果たしますので、省略せずに使うことがおすすめです。
後で取り出しやすいよう、お茶用の不織布パックに入れておきましょう。
キルシュは香りづけのためなので、なければ省略しても構いません。
ミセスベリー流・失敗しない作り方のコツ
赤曽部麗子さん流のジャム作りには、美味しさを最大限に引き出すためのいくつかの重要なコツがあります。
丁寧な手順を踏むことで、初心者でも失敗なく本格的な味を再現できます。
下準備
- ミントの準備: ミントの葉をお茶用の不織布パックに入れます。
- 瓶の消毒: ジャムを長期保存するために、清潔な保存瓶と蓋を用意し、煮沸消毒しておきます。鍋に布巾を敷き、瓶を並べて水を入れ、沸騰後2分間煮沸します。蓋は熱湯にくぐらせる程度にします。清潔な布巾の上で自然乾燥させます。
作り方
- 果物の下処理と水分抽出: いちごはヘタを取り、大きいものはラズベリー程度の大きさに切ります。直径24cm程度の酸に強い鍋(ステンレスやホウロウ製)に、いちご、凍ったままの冷凍ラズベリー、グラニュー糖の半量(225g)、レモン汁を入れ、木べらで混ぜ合わせます。そのまま10分ほど置き、果物から水分を引き出します。
- 煮詰めてアクを取る: 鍋を中火にかけ、最初は混ぜずにしっかりと煮立たせます。表面全体にアクが浮いてきたら、火を少し弱め、アクを鍋の片側に寄せ集めてきれいにすくい取ります。
- グラニュー糖の段階的投入: 残りのグラニュー糖の半量(112.5g)を加えて混ぜ、再び煮立ったら同様にアクを取ります。これをもう一度繰り返し、合計3回に分けてグラニュー糖を加えます。
- 煮詰める: 鍋底からきめの細かい泡が勢いよく上がり、アクが少なくなってきたら、焦げ付かないように時々木べらで鍋底から混ぜながら、10分間ほど煮詰めます。
- ミントを加える: 煮汁の赤色が濃くなってきたら、準備しておいたミントのパックを加えます。
- 仕上げ: ミントの香りが立ち、ジャム全体にゆるいとろみがついたら、ミントのパックを取り除きます。キルシュ(あれば)を加え、焦がさないように混ぜながら1分間ほど煮てアルコール分を飛ばし、火を止めます。
- 瓶詰め: ジャムが熱いうちに、消毒済みの保存瓶に9分目まで注ぎ入れます。瓶の口についたジャムはきれいに拭き取ります。
- 空気抜き: すぐに蓋を軽く閉め、1分間ほど置きます。その後、蓋を一瞬ゆるめてから、再度しっかりと閉め直します。この工程で瓶内部の空気が抜け、密閉性が高まります。瓶は熱いので、やけどに注意してください。
- 煮沸消毒と冷却: 瓶が熱いうちに、布巾を敷いた鍋に並べ入れ、瓶の肩あたりまでぬるま湯を注ぎ、中火にかけます。沸騰したら10分間ほど加熱し、火を止めて瓶を取り出し、そのまま自然に冷まします。
赤曽部麗子さん流・美味しく作るコツのポイント
- 火加減: ただ弱火で煮るのではなく、しっかり煮立たせることでペクチンが作用し、適切なとろみがつきます。
- 段階的な砂糖投入: グラニュー糖を3回に分けて加えることで、果物の形を保ち、焦げ付きを防ぎ、風味を損ないません。
- 効率的なアク取り: アクは一度にまとめて取ることで、風味や透明感を保ちます。
- ミントの役割: いちごの香りを和らげ、爽やかさを加える重要な役割があります。
- 確実な密閉: 瓶詰め後の「空気抜き」と煮沸消毒が、長期保存(未開封・冷蔵で約4ヶ月)の鍵となります。
このいちごラズベリージャムは、手作りのスコーンに添えるのはもちろん、ヨーグルトやアイスクリームとの相性も抜群です。
まとめ:赤曽部麗子さん直伝いちごラズベリージャムの作り方について
今回は、NHK『きょうの料理』で紹介された、赤曽部麗子さんによる「いちごラズベリージャム」のレシピをご紹介しました。
材料の選び方から、グラニュー糖を分けて加える丁寧なアク取り、ミントを使った風味付け、そして長期保存のための瓶詰めと消毒まで、プロの技が詰まった作り方です。
ぜひこのレシピで、ご家庭で本格的なジャム作りを楽しんでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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