2025年4月27日に放送されたNHKの人気番組「うまいッ!」をご覧になりましたか?
この回では、日本一早いと言われる鹿児島県産のフレッシュな「春の新じゃがいも」が特集されました。
皮が薄くてみずみずしく、ほんのり甘いのが特徴です。
この記事を読めば、番組内で紹介され話題となった、その新じゃがいもを使った絶品郷土料理「新じゃがいも餅」について、その魅力や気になる材料、そしてお家で再現するための作り方のポイントが詳しく分かります。
旬の味覚を堪能するためのヒントが満載ですよ!
うまいッ!で話題沸騰!絶品「新じゃがいも餅」って?
NHKの食情報番組「うまいッ!」(2025年4月27日放送回)で紹介され、一躍注目を集めている鹿児島県の郷土料理「新じゃがいも餅」。
その美味しさの秘密と魅力に迫ってみましょう。
この料理の最大の魅力は、鹿児島が誇る特産品「春の新じゃがいも」をふんだんに使っている点です。
鹿児島県は温暖な気候と、産地ごとに収穫時期をずらす「リレー出荷」という巧みなシステムによって、日本で最も早く、しかも1月から初夏まで長期間にわたって新じゃがいもを出荷しています。
番組で紹介された新じゃがいも餅は、油で揚げていないにも関わらず、表面がカリッと香ばしく焼けていて、中は割ると湯気がふわっと立ち上るほどホカホカな食感が特徴として描写されました。
この独特の食感は、新じゃがいもならではのみずみずしさと、でんぷん質の特徴を活かした調理法によるものです。
また、鹿児島には古くからさつまいも(からいも)と餅米で作る「からいも餅(ねったぼ)」という郷土料理が存在します。
芋類を潰して餅のような食感にして食べるという食文化が地域に根付いており、「新じゃがいも餅」も、その伝統的な背景から生まれた、旬の味覚を楽しむための料理と言えるでしょう。
【材料】は意外とシンプル?おうちで再現リスト
「新じゃがいも餅」をお家で作るための材料は、意外なほどシンプルです。
主役はもちろん、旬の新じゃがいも。
手に入ればぜひ鹿児島県産のものを使ってみてください。
- 新じゃがいも : 鹿児島県産などの新鮮なものが最適です。皮が薄いので、よく洗って皮ごと使うのがおすすめです。
- 片栗粉 : じゃがいもをまとめて、もちもち食感を出すための重要な「つなぎ」です。
- 塩 : 少量を加えることで、じゃがいも本来の甘みや風味を引き立てます。
- 水 : じゃがいもの種類や状態によって水分量が異なります。生地がまとまりにくい場合に、固さを見ながら少量加えます(省略できることも多いです)。
- 油 : フライパンで焼く際に、焦げ付きを防ぎ、カリッとした焼き上がりを助けます。なたね油やサラダ油など、お好みのものを使用してください。
基本的な材料は以上ですが、味付けのアレンジも楽しめます。
以下のような調味料も用意しておくと、バリエーションが広がります。
- バター・醤油・みりん・料理酒 : 香ばしいバター醤油味は定番の人気アレンジです。
- 味噌 : 醤油やみりんと合わせて、甘じょっぱい味噌だれにするのも美味しいです。
- コンソメパウダー : 生地自体に混ぜ込んで、洋風の下味をつけることができます。
- チーズソース : 焼きあがった熱々のじゃがいも餅にかければ、濃厚な味わいを楽しめます。粉チーズでも良いでしょう。
- 砂糖 : バター醤油味に少し加えたり、生地に甘みを足したい場合に少量使います。
【作り方】簡単!カリッ&ホカホカ食感の秘訣
それでは、実際に「新じゃがいも餅」を作ってみましょう。
手順はとても簡単ですが、いくつかのポイントを押さえることで、番組で紹介されたような「外はカリッ、中はホカホカもちもち」の理想的な食感に近づけることができます。
基本的な作り方は、「茹でる(蒸す)→潰す→混ぜる→成形する→焼く」というシンプルなステップです。
新じゃがいもは水分が多く柔らかいため、加熱後に熱いうちに潰すことが滑らかな生地を作るコツ。
そして、片栗粉を混ぜ合わせることで、独特の「もちもち」感が生まれます。
最後にフライパンでじっくり焼くことで、表面に香ばしい「カリッと」した層ができあがります。
- 1. 下準備 : 新じゃがいもを用意します。皮付きで使う場合は、表面の土などをたわしなどで丁寧に洗い流してください。鍋や蒸し器で、竹串がすっと通るくらい柔らかくなるまで加熱します。
- 2. 潰して混ぜる : 加熱したじゃがいもを熱いうちにボウルに移し、マッシャーやフォークなどで徹底的に潰します。塊がなくなるまで滑らかにするのがポイントです。そこに片栗粉(じゃがいも350gに対して大さじ2と1/4程度が目安)と塩少々(小さじ1/4程度)を加え、ゴムベラや手でよく混ぜ合わせます。生地が耳たぶくらいの柔らかさになるように、必要であれば水を少量ずつ加えます。
- 3. 成形する : 混ぜ合わせた生地を、手で適当な大きさ(直径5~6cm、厚さ1.5cm程度の円盤状が目安)にまとめます。手にくっつく場合は、少量の油や片栗粉を手につけると作業しやすくなります。
- 4. 焼く : フライパンに少し多めの油を熱し、成形したじゃがいも餅を並べ入れます。中火程度で、片面がきつね色になるまで3~4分焼いたら裏返し、反対側も同様に焼き色がつき、表面がカリッとするまで焼きます。蓋をして蒸し焼きにすると、中まで火が通りやすくなります。
アレンジで楽しむ味付けバリエーション
シンプルな塩味でも十分に美味しい新じゃがいも餅ですが、定番の味付けでさらに楽しむこともできます。
バター醤油風味: じゃがいもを潰して混ぜる際に、生地用のバター(8g程度)も一緒に練り込みます。
焼きあがったじゃがいも餅に、別の小鍋かフライパンで熱したたれ用のバター(8g)、醤油(小さじ2)、料理酒(小さじ2)、みりん(小さじ4)を絡めます。
香ばしい香りが食欲をそそります。
甘味噌だれ: フライパンでじゃがいも餅を焼き、余分な油を拭き取った後、混ぜ合わせておいた味噌(大さじ1)、醤油(小さじ1)、本みりん(大さじ2)を加え、全体に絡めながら少し煮詰めます。
甘じょっぱい味わいが後を引きます。
お好みで粗びき黒胡椒や粉チーズをトッピングするのもおすすめです。
食感を極めるヒント: もちもち感を強くしたい場合は、加える片栗粉の量を少し増やしてみてください。
逆に、カリッとした食感を強調したい場合は、少し長めに焼くと良いでしょう。
まとめ:うまいッ!で紹介された新じゃがいも餅について
この記事では、NHK「うまいッ!」で紹介された鹿児島県産の春の新じゃがいもと、それを使った郷土料理「新じゃがいも餅」の魅力、材料、そして基本的な作り方やアレンジ方法についてご紹介しました。
皮ごと使えて栄養満点、そして何より美味しい旬の新じゃがいも。
ぜひこのレシピを参考に、ご家庭でカリッともちもちの絶品じゃがいも餅を楽しんでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント