2025年4月23日に放送されたテレビ東京の人気番組「何を隠そう…ソレが!」では、日常の「ちょっと困った」を解決してくれるユニークな発明品が紹介され、注目を集めました。
この記事では、番組で取り上げられた3つの発明品——旭電機化成の「静音くつ丸洗い洗濯ネット」、三陽プレシジョンの「粒取り名人 NIPPON」、そして再び旭電機化成から「ふたがトングになる保存容器」——について、その特徴や使い方、価格、さらには実際に使った人のリアルな評価まで詳しく掘り下げていきます。
あなたの毎日をちょっと便利にしてくれるアイテムが見つかるかもしれません。
旭電機化成 静音くつ丸洗い洗濯ネット 1,870円
洗濯機で靴を洗うときの、あの大きな「ガシャガシャ」という音、気になりますよね。
特に集合住宅にお住まいの方にとっては悩みの種です。
そんな悩みを解決してくれるのが、この洗濯ネットです。
旭電機化成株式会社が開発した「静音くつ丸洗い洗濯ネット」は、家庭での靴洗いを静かに、そして手軽にするために作られました。
最大の特徴は、約9mmという驚きの厚みを持つ「極厚ネット」です。
素材にはポリエステルが使われており、この厚いメッシュ構造が洗濯中に靴が洗濯槽にぶつかる衝撃を効果的に吸収し、騒音を大幅に低減させます。
メーカーによる測定データによれば、上履きをそのまま洗濯機で洗った場合の騒音レベルは約88dBですが、このネットを使用すると約71dBまで静かになります。
これは、普段の衣類だけを洗濯する時とほぼ同じくらいの騒音レベルです。
これで、靴洗い特有の大きな音から解放されます。
さらに、日本の子供用上履きによくあるゴムバンド部分までしっかり洗えるように、専用の「上履き用ベルト」が付属している点も嬉しい配慮です。
使い方は簡単で、洗いたい物をネットに入れてファスナーを閉め、洗濯機に入れるだけ。
子供用の上履きはもちろん、布製のベルト、水筒のケース、ペット用のハーネスなど、これまで洗濯機洗いをためらっていたアイテムも気軽に洗えます。
ただし、注意点もあります。
製品サイズは約37cm × 18.5cm × 6cmと、主に子供用の上履きに適した大きさです。
そのため、大人用のスニーカーなどを入れると、片方しか入らないことが多く、両足を洗うにはネットが2つ必要になる場合があります。
「大人用サイズも欲しい」という声が多く聞かれます。
また、静音性を追求した結果、厚いネットが水の循環や摩擦を妨げるのか、「汚れ落ちはいまひとつ」と感じる人もいます。
特に泥汚れなどは、事前の予洗いが必要かもしれません。
とはいえ、靴洗濯の騒音ストレスから解放されるメリットは大きいでしょう。
参考価格は1,870円(税込)です。
三陽プレシジョン 粒取り名人 NIPPON 880円
夏の味覚、とうもろこし。
美味しいけれど、粒を綺麗に取るのは意外と手間がかかります。
料理に使いたい時や、かぶりつくのが難しい方にとっては、ちょっとした悩みですよね。
そんな時に役立つのが、この専用ツールです。
三陽プレシジョン株式会社が製造する「粒取り名人 NIPPON」は、とうもろこしの粒を簡単かつ綺麗に取り外すことを目的とした日本製のキッチンツールです。
製品名に「NIPPON」とある通り、日本製であることが品質へのこだわりを感じさせます。
このツールの秘密は、とうもろこしの列に沿って差し込み、スライドさせるだけで粒を根元から綺麗に剥がし取るように設計された刃先にあります。
栄養価の高い胚芽部分を残したまま、一列ずつスムーズに粒を取り外すことを目指しています。
一列取れれば、隣の列は手で剥きやすくなります。
素材には錆びにくく耐久性に優れたステンレス鋼(SUS304)を採用。
全長約17.2cm、幅約2.2cm、重さ約18gと、コンパクトで軽量ながら、指を当てる部分の面積が広く取られており、グリップしやすく力を入れやすいデザインになっています。
ただし、このツールを最大限に活用するには、いくつかのポイントがあります。
最も効果を発揮するのは、「茹でた」「粒がまっすぐに整然と並んだ」「ある程度硬さのある」とうもろこしです。
粒の列が乱れていたり、曲がっていたりすると、うまくスライドさせることが難しくなります。
また、生のとうもろこしに使用すると、粒が潰れてしまい、ぐちゃぐちゃになってしまうので注意が必要です。
同様に、茹でたものでも品種によっては柔らかすぎて粒が潰れやすい場合があります。
刃先は必ず粒の根元から差し込む必要があり、途中からでは綺麗に取れません。
うまく使えた時の「粒がごっそり取れる快感」は格別で、「気持ち良い!」という声が多く聞かれます。
一方で、とうもろこしの状態によっては「使いにくい」「力がいる」「粒が潰れる」といった不満の声も。
条件が合えば非常に便利なツールですが、万能ではない点は理解しておく必要がありそうです。
参考価格は880円(税込)です。
旭電機化成 ふたがトングになる保存容器 1,210円
冷蔵庫に保存している漬物や梅干し、薬味などを食卓に出すとき、「自分の箸(直箸)で取るのはちょっと…でも、わざわざ清潔な取り箸やトングを出すのは面倒…」と感じた経験はありませんか?
この保存容器は、そんな日常の小さなジレンマを見事に解決してくれます。
再び登場の旭電機化成株式会社による「ふたがトングになる保存容器」は、その名の通り、食品保存容器の蓋そのものがトングとして機能するという、シンプルながら画期的なアイデアに基づいた日本製の製品です。
蓋を開ければ、そのまま内蔵されたトングで中身をつまむことができます。
柔らかいシリコーンゴム製の蓋の内側に、ポリプロピレン樹脂製のトングが収納される形で構成されており、蓋を取り外すとシリコーン部分が持ち手になります。
これにより、直箸を避けて衛生面が向上するだけでなく、取り分け用のカトラリーを用意する手間が省け、洗い物も減らすことができるという、一石三鳥のメリットがあります。
衛生面とメンテナンス性にも配慮されています。
容器本体と蓋は、角が少なく滑らかなアール形状で、汚れが溜まりにくく洗いやすい設計です。
さらに、蓋に内蔵されたトングは簡単に取り外すことができ、トング自体も左右に分解できるため、隅々まで清潔に洗浄することが可能です。
機能面では、冷蔵庫、冷凍庫での保存に対応しているほか、食器洗浄乾燥機の使用も可能です。
電子レンジについては、蓋を外せば本体容器のみ使用できます(耐熱温度140℃、耐冷温度-20℃)。
容器は角型のため、冷蔵庫内で積み重ねて収納でき、スペースを有効活用できます。
実際に使った人からは、「非常に便利」「衛生的」と、コンセプトである利便性や衛生面が高く評価されています。
特に、梅干しなどを毎日お弁当に入れる際などに手軽さが実感されています。
一方で、内蔵トングの「掴みやすさ」については課題も指摘されています。
特に、表面が滑りやすい「らっきょう」のような食品は、うまく掴めない、掴みにくいと感じる人がいます。
掴もうとした際にトングの根元が外れてしまうことがある、という報告もあります。
利便性を追求した一体型デザインゆえの限界かもしれませんが、特定の食品以外では問題なく使えることが多いようです。
サイズは175ml(参考価格:2個組1,210円・税込)と、キムチや漬物に適した350mlがあります。
まとめ:日常が便利になる発明品3選について
今回はテレビ東京「何を隠そう…ソレが!」で紹介された、日常のちょっとした不便を解決する発明品3つをご紹介しました。
静かに靴を洗えるネット、とうもろこしの粒取り名人、蓋がトングになる保存容器、どれもユニークなアイデアが光ります。
あなたの生活を豊かにするヒントが見つかったでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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