2025年5月9日に放送された『DAIGOも台所~きょうの献立 何にする?~』の人気企画「DAIGOお弁当作るってよWEEK」では、料理コラムニストの山本ゆりさんが、お弁当のすき間を彩る簡単副菜2品を紹介しました。
この記事では、沖縄の家庭料理をアレンジした「にんじんしりしり」と、レンジとフライパンだけで手軽に作れる「ブロッコリーのゴマ和え」の詳しいレシピを徹底解説します。
材料から作り方のステップ、さらには美味しく仕上げるための調理科学に基づいたコツや栄養価、お弁当作りに役立つポイントまで、詳しくご紹介しますので、毎日の献立やお弁当作りの参考にしてください。
DAIGOも台所 DAIGOお弁当作るってよWEEK
この日の放送は、MCのDAIGOさんが番組開始当初から目標としていた「娘のお弁当を自力で作る」というチャレンジの集大成となる「DAIGOお弁当作るってよWEEK」の最終日でした。
DAIGOさんは金曜レギュラー講師の山本ゆりさんから、家庭でも簡単に再現できる「レンチン」や「ひと鍋」調理のテクニックを学びながら、お弁当作りに挑戦しました。
にんじんしりしり&ブロッコリーのゴマ和え 紹介
今回紹介された「にんじんしりしり」と「ブロッコリーのゴマ和え」は、どちらも少量の調味料で素材本来の味を引き立て、お弁当の彩りと栄養バランスを向上させることをコンセプトにしています。
「にんじんしりしり」は、電子レンジを使った2段階の加熱が特徴で、卵がふんわりとニンジンをコーティングします。
油と卵黄に含まれるレシチンが、ニンジンの代表的な栄養素であるβ-カロテンの吸収を助けるように工夫されています。
また、電子レンジ加熱特有の局所的な過熱を避けるため、卵を加える前後でラップの有無を変え、蒸気量をコントロールすることで、均一な仕上がりを目指します。
一方、「ブロッコリーのゴマ和え」は、下茹でから和える工程までをフライパン一つで完結させることで、洗い物を減らし時短を実現するレシピです。
ブロッコリーの細胞破壊を最小限に抑える短時間の蒸し調理により、鮮やかな緑色を保つクロロフィルの退色を防ぎます。
さらに、温かい状態で和える「温和え」にすることで、湯気と共にすりゴマの香ばしい香りが立ち上り、食欲をそそります。
栄養面では、「にんじんしりしり」が1人分87kcal、食塩相当量0.7g、「ブロッコリーのゴマ和え」が1人分92kcal、食塩相当量1.3gです。
副菜2品を合わせても合計179kcal、食塩相当量は2.0g未満とヘルシーで、主菜の味付けを濃くしなくても満足感が得られるバランスになっています。
卵とゴマを使用することで、普段不足しがちな必須アミノ酸やカルシウムも補えます。
お弁当に入れる際には、ニンジンのオレンジ色とブロッコリーの深緑色が美しいコントラストを生み出し、食欲を増進させる効果が期待できます。
どちらの料理も調理過程で水分が出にくいため、作り置きしてお弁当に入れても汁漏れのリスクが低く、朝調理して昼食時にも美味しく食べられます。
アレンジとして、「にんじんしりしり」には紅ショウガやツナ缶を加えることで、より本格的な沖縄風の味わいに、「ブロッコリーのゴマ和え」には鶏ささみをほぐして混ぜることで、ボリュームのある主菜級の一品にすることも可能です。
これらの副菜は、基本的な配合と加熱時間を守れば失敗が少なく、番組が目指した「すき間を埋める副菜」として、多くの家庭で役立つことでしょう。
それでは、具体的な材料と作り方を見ていきましょう。
お弁当にピッタリ!2品を彩る材料一覧
以下は、各料理2人分の材料です。
【にんじんしりしり】
- にんじん : 1/2本(約80g)
- 卵 : 1個
- 顆粒和風だしの素 : 小さじ1/2
- ごま油 : 小さじ2
- 塩 : 少量
【ブロッコリーのゴマ和え】
- ブロッコリー : 1/2株(約120g)
- 水 : 大さじ4
- 塩 : ひとつまみ
- すりごま(白) : 大さじ2
- めんつゆ(濃縮2倍) : 大さじ1と1/2
- 砂糖 : 小さじ1
これらの材料で、手軽にお弁当を彩る副菜が2品作れます。
レンジとフライパン活用!詳しい作り方
下準備から仕上げまで、ステップごとに分かりやすく解説します。
【下準備】
- ブロッコリーの準備 : ブロッコリーは小房に分け、芯の部分は皮を厚めにむいてから5mm幅の輪切りにします。芯も無駄なく美味しくいただけます。
- にんじんの準備 : にんじんは皮をむき、細切り(しりしり器があれば便利です)にして、耐熱容器に入れます。
【調理手順】
1. ブロッコリーを加熱する
フライパンに下準備したブロッコリー、水大さじ4、塩ひとつまみを入れます。
蓋をして中火にかけ、約3分間蒸し煮にします。
この方法により、蒸気で均一に火を通しつつ、ブロッコリーのビタミンCの流出を最小限に抑えることができます。
2. にんじんを一次加熱する
耐熱容器に入れた細切りにんじんに、顆粒和風だしの素小さじ1/2、ごま油小さじ2、塩少量を加えて混ぜ合わせます。
油分を先に絡めることで、電子レンジで加熱した際の表面の乾燥を防ぎ、コクをプラスします。
ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分加熱します。
3. ブロッコリーを調味する
ブロッコリーが蒸しあがったら、フライパンに残った水分をしっかりと切ります。
火を止めたフライパンに、すりごま(白)大さじ2、めんつゆ(濃縮2倍)大さじ1と1/2、砂糖小さじ1を加え、ブロッコリーと手早く絡め合わせます。
余熱を利用して調味することで、再度火にかける手間を省き、時短に繋がります。
4. にんじんを仕上げる
一次加熱が終わったにんじんの入った耐熱容器を取り出し、卵1個を割り入れてよく混ぜ合わせます。
今度はラップをせずに、再び600Wの電子レンジで1分10秒から1分20秒加熱します。
ラップをしないことで余分な水分が飛び、卵が半凝固状態になりやすくなります。
加熱後、全体を崩すように混ぜ、ふんわりとした卵が細切りにんじんに絡まれば完成です。
まとめ:DAIGOも台所流 簡単お弁当副菜2選 について
『DAIGOも台所』で紹介された「にんじんしりしり」と「ブロッコリーのゴマ和え」は、山本ゆりさんならではの時短テクニックが光る、お弁当に最適な副菜です。
電子レンジとフライパンを上手に活用することで、忙しい朝でも手軽に作れ、彩りと栄養をプラスできます。
特別な調味料も不要で、家庭にあるもので簡単に美味しく仕上がるのが嬉しいポイントです。
ぜひ、日々のお弁当作りや食卓の一品に取り入れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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