2025年5月13日にフジテレビ系列で放送された人気情報番組『ノンストップ』。
その中の好評コーナー「笠原将弘のおかず道場」で、家庭料理の定番「肉じゃが」を全く新しい視点から捉え直した「コロコロ肉じゃが」が紹介され、注目を集めました。
このレシピは、和食の名匠・笠原将弘シェフが考案したもので、具材を小さくサイコロ状にカットすることで、調理時間の大幅な短縮と、味の染み込みやすさを実現しています。
見た目も可愛らしく、お子様から大人まで楽しめる一品です。
この記事では、番組で紹介された「コロコロ肉じゃが」の詳しい材料と作り方の手順、さらには美味しく仕上げるためのプロのコツを分かりやすく解説します。
これを読めば、あなたもきっと笠原流の新しい肉じゃがを家庭で手軽に再現できるようになるでしょう。
ノンストップ 笠原将弘のおかず道場
2025年5月13日、フジテレビ系列の生活情報番組『ノンストップ』内の人気料理コーナー「笠原将弘のおかず道場」にて、斬新なアイデアが光る「コロコロ肉じゃが」が披露されました。
コロコロ肉じゃが!新感覚の時短レシピ
笠原将弘シェフが提案する「コロコロ肉じゃが」は、私たちが慣れ親しんだ肉じゃがのイメージを覆す、画期的な時短煮物です。
この料理の最大の魅力は、全ての具材を約1cm角という小さなサイコロ状に切り揃える点にあります。
この工夫により、驚くほど短時間で火が通り、味が具材の芯までしっかりと染み渡るのです。
さらに、煮崩れしにくく、見た目も可愛らしい一口サイズになるため、小さなお子様でも食べやすいのが嬉しいポイント。
調理工程では、炒める前に具材全体に片栗粉をまぶすこと、そして仕上げにバターとはちみつを加えることが、美味しさを格段にアップさせる秘訣とされています。
番組では鶏肉を使用した2人分レシピが基本として紹介されましたが、豚肉を使用した4人分のアレンジレシピも存在し、どちらも家庭で手軽に本格的な味わいを楽しめます。
お手軽!角切り煮物のための材料
ここでは、番組で紹介された鶏肉バージョンの2人分と、アレンジとして参考にできる豚肉バージョンの4人分の材料をご紹介します。
ご家庭の人数や好みに合わせて選んでみてください。
【2人分:鶏肩ロース肉版】
- じゃがいも:2個(皮をむき1cm角)
- にんじん:1/2本(1cm角)
- しいたけ:2枚(1cm角)
- 鶏肩ロース肉:2枚(1cm角)
- 片栗粉:大さじ1と1/2
- サラダ油:大さじ1
- 酒:75ml
- 水:75ml
- しょうゆ:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- はちみつ:大さじ1
- バター:10g
【4人分:豚肩ロース肉版】
- 豚肩ロース肉(ソテー用):4枚(1cm角)
- ジャガイモ:4個(皮をむき1cm角)
- ニンジン:1本(1cm角)
- シイタケ:4枚(1cm角)
- 片栗粉:大さじ3
- サラダ油:大さじ2
- A)酒:3/4カップ (150ml)
- A)水:3/4カップ (150ml)
- A)しょうゆ:大さじ4
- A)砂糖:大さじ2
- B)はちみつ:大さじ2
- B)バター:20g
- 万能ネギ(小口切り):適量 (仕上げ用)
- 粗びき黒コショウ:少々 (仕上げ用)
鶏肩ロース肉がない場合は、鶏もも肉でも代用可能です。
鶏もも肉は脂が多いため、その際は炒める際のサラダ油の量を少し控えめに調整すると良いでしょう。
簡単ステップ!絶品おかずの作り方
「コロコロ肉じゃが」の作り方は、具材を小さく切る点以外はとてもシンプルです。
鶏肉版と豚肉版、それぞれの調理手順を詳しく見ていきましょう。
どちらのレシピも、具材を1cm角に統一することで、火の通りを均一にし、短時間での調理を実現します。
また、炒める前に片栗粉をまぶすことで、旨味を閉じ込め、タレにとろみをつける効果があります。
【鶏肩ロース肉版(2人分)の作り方】
- ①下ごしらえと片栗粉:じゃがいもは皮をむき、1cm角に切ります。
にんじん、しいたけ、鶏肩ロース肉も同様に1cm角に切り、全てをボウルに合わせて片栗粉大さじ1と1/2を全体にしっかりとまぶします。 - ②炒める:フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、①の具材を入れて中火で炒めます。
鶏肉の色が変わるまで、焦げ付かないように注意しながら炒め合わせましょう。 - ③煮込む:肉の色が変わったら、酒75ml、水75ml、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ1を加えます。
沸いたら弱火にし、ふたをして約8分間煮込みます。
具材が小さいので、短時間で火が通ります。 - ④仕上げ:8分後、はちみつ大さじ1とバター10gを加えます。
全体をよく混ぜ合わせ、煮汁を具材に絡めながら照りが出るまで加熱したら完成です。
バターは余熱で溶かすようにすると、分離しにくく滑らかな照りに仕上がります。
【豚肩ロース肉版(4人分)の作り方】
- ①下ごしらえと片栗粉:豚肩ロース肉、ジャガイモ(皮をむく)、ニンジン、シイタケをすべて1cm角に切ります。
豚肉と野菜をボウルで合わせ、片栗粉大さじ3を全体に均一にまぶします。 - ②炒める:フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、①の具材を加えて炒めます。
具材の全面に軽く焼き色がつくまで、しっかりと炒めましょう。 - ③煮込む:Aの調味料(酒・水 各3/4カップ、しょうゆ大さじ4、砂糖大さじ2)を加えます。
煮立ったら弱火にし、ふたをして7~8分間煮込みます。 - ④仕上げと盛り付け:Bの調味料(はちみつ大さじ2、バター20g)を加えて全体に絡めます。
照りが出たら火を止め、器に盛り付けます。
仕上げに万能ネギの小口切りを散らし、粗びき黒コショウを少々ふって完成です。
調理工程の技術的側面として、具材を1cm角に統一する「コロコロ化」は、高温短時間で均一な加熱を可能にし、煮崩れを防ぎつつ味の浸透を早める効果があります。
また、片栗粉で全食材をコーティングすることにより、澱粉膜が熱でゲル化して旨味を閉じ込め、後から加える調味液にとろみを付与しやすくします。
さらに、メイラード反応を促進し、香ばしさや照りの基盤を作ります。
仕上げのはちみつとバターは、はちみつの保湿性と還元糖による強い褐色化作用、そしてバターの乳脂肪による光沢が相乗効果を生み、短時間煮込みでも深い色味と美しいつやを得るための重要な工夫です。
角切りサイズが小さいため焦げ付きやすいので、特に炒める際や煮込み始めの火加減(中火から弱火への切り替え)には注意してください。
まとめ:新発想コロコロ肉じゃがの魅力について
今回は、笠原将弘シェフが提案する革新的な「コロコロ肉じゃが」をご紹介しました。
具材を1cm角に統一するアイデア、片栗粉でのコーティング、そしてはちみつとバターでの仕上げという3つのポイントが、従来の肉じゃがを全く新しい時短煮物へと昇華させています。
調理時間が短縮できるだけでなく、味が染み込みやすく、見た目も可愛らしいので、毎日の食卓はもちろん、お弁当のおかずとしても活躍することでしょう。
鶏肉でも豚肉でも、お好みの肉種で作れるのも嬉しい点です。
ぜひ、この新しい肉じゃがをご家庭で試してみて、その手軽さと美味しさを実感してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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