2025年4月21日放送の「NEWS小山のおしゃキャン!どう?」では、今注目の韓国キャンプギアが特集されました。
デザイン性が高く、機能面でも優れたアイテムが続々登場し、キャンパー心をくすぐる内容でしたね。
この記事では、番組で紹介されたBROOKLYN WORKS(ブルックリンワークス)とHelinox(ヘリノックス)の計10製品について、その特徴や魅力を詳しく解説します。
軽量コンパクトでソロキャンプやロースタイルにぴったりの小物から、ファミリーキャンプでも活躍する本格的なファニチャーまで、あなたのキャンプスタイルに合うギアが見つかるはずです。
話題の韓国ギア情報をチェックしていきましょう。
ちゃぶ台再解釈!BROOKLYN WORKS RETRO TABLE
まずご紹介するのは、韓国の伝統的なちゃぶ台からインスピレーションを得た、ミニマルなデザインが魅力の円形テーブルです。
このテーブルは、直径42cmのアルミ製天板と三本脚を組み合わせた折り畳み式で、重さはわずか590gと非常に軽量です。
最大の魅力は収納時のコンパクトさで、脚を畳むと厚さが約3cmになります。
バックパックの隙間にもすっと差し込めるので、徒歩キャンプやツーリングキャンプなど、荷物を切り詰めたいシーンで活躍します。
天板はつや消しブラックの粉体塗装が施されており、傷に強くタフに使えるのが嬉しいポイントです。
さらにエンボス加工(凹凸をつける加工)が施されているため、上に置いたマグカップやシェラカップが滑りにくいという実用的な配慮も。
耐荷重は公式には発表されていませんが、SNSなどでは「ダッチオーブンを載せても大丈夫」という声が多く、見た目以上にしっかりしていると評判です。
日本の輸入販売店では、9,000円台から11,000円台で取り扱われています。
鍋敷きにも?BROOKLYN WORKS BAR MATの万能感
次にご紹介するのは、本来バーカウンターで使われるドライングマットですが、キャンパーの間で多用途に使えると人気が急上昇しているアイテムです。
このマットはPVC(ポリ塩化ビニル)製で、200℃までの耐熱性を持っています。
そのため、熱いクッカーやケトルを直接置く鍋敷きとして使用できます。
また、水滴や油汚れを吸収・保持する性質があるため、洗い物の水切りや、コーヒードリップ時の受け皿、植物を置くトレーとしても便利です。
サイズはSサイズ(45×10×0.8cm)とLサイズ(45×30×0.8cm)の2種類。
テーブルの上に置くと、ブラックラバーの質感がウッド系の天板と相性が良く、サイトの雰囲気をぐっと引き締めてくれます。
“無骨インダストリアル”なスタイルを目指すキャンパーにとっては、定番の演出小道具とも言えるでしょう。
濡れたカップ類をそのまま置いておける手軽さも、撤収時の手間を省いてくれると好評です。
ただし、厚みが0.8cmあるため、丸めて収納するのは少し難しいかもしれません。
ゴミ箱にも薪入れにも!BROOKLYN WORKS POP-UP BAG
続いては、設営・撤収が簡単なスプリング構造のポップアップバッグです。
キャンプサイトで何かと必要になる収納アイテムとして重宝します。
このバッグは、丈夫な600/601Dオックスフォード生地を使用しており、広げると直径36cm、高さ45cmの円筒形になります。
容量は約30Lで、重量は850g。
使わないときは畳んで厚さ7cmにまでコンパクトになります。
内側に防水処理は施されていませんが、キャンプサイトでのゴミ箱として使う人が多いようです。
その他、薪を入れたり、濡れたギアを一時的に入れたり、お子さんのおもちゃ入れにしたりと、アイデア次第で様々な使い方ができます。
側面にはMOLLE(モール)システム風のウェビング(帯)が付いており、カラビナを使って小物を吊り下げることが可能です。
設営は簡単ですが、畳む際にはスプリングの力が強いので、中身を空にしてから、手を挟まないように注意して作業する必要があります。
日本限定タンも!BROOKLYN WORKS ポンチョブランケット
肌寒い季節のキャンプにあると嬉しい、暖かなフリース素材のブランケットです。
多機能な点も魅力となっています。
素材には肌触りの良いポリエステルフリースを採用。
サイズは120×150cmと、一般的なひざ掛けよりもやや大きく、小柄な方なら膝下まですっぽり覆えるサイズ感です。
ユーザーによる実測では、重量は約700g前後とのこと。
秋から初冬にかけて、焚き火を囲む際の防寒にちょうど良い暖かさです。
「焚き火の匂いが付きにくい」という声もあります。
このブランケットの便利な点は、スナップボタンが付いており、肩から羽織ってポンチョのように使えることです。
また、四隅にはループが付いているため、ペグなどで地面に固定して簡易的なグランドシートとしても使用可能です。
韓国本国ではブラックのみの展開ですが、日本では限定カラーとしてタン(薄い茶色)が流通しています。
ただし、防炎加工は施されていないため、焚き火の近くで使用する際は火の粉に十分注意してください。
育てるギア!BROOKLYN WORKS 薪キャリーバッグ
キャンプで使う薪を運ぶのに便利な、ワックスコーティングされたキャンバス製のキャリーバッグです。
使い込むほどに味が出るアイテムです。
Mサイズの大きさは幅46.5cm、高さ45cm(底マチなし)で、一般的な長さの薪を数束まとめて運ぶのに適したサイズ感です。
生地にはオイルド加工(ワックスコーティング)が施されており、雨や夜露で薪が濡れるのを防いだり、松などの樹脂が付着するのを防いだりする効果があります。
キャンバス生地特有の、使い込むほどにシワやアタリ(擦れて色が変わる部分)が出て風合いが増していく「経年変化」を楽しめるのも、このバッグの魅力です。
「育てるギア」として愛着を持って長く使いたいアイテムですね。
さらに大きなLサイズもあり、こちらはMサイズがすっぽり入る大容量仕様です。
注意点として、ショルダーストラップは付いておらず手持ち専用のデザインなので、大量の薪を一度に運びたい場合は、別途キャリーカートなどを用意するのがおすすめです。
二人で座っても沈まない!Helinox Tactical Bench
ここからは、高品質なアルミポールで知られるDAC社の技術を活かした、Helinox(ヘリノックス)の製品をご紹介します。
まずは、二人掛けでも安定感のあるベンチです。
このタクティカルベンチは、軽量かつ高強度なDAC製アルミフレームと、丈夫な600デニールのリサイクルポリエステル生地で作られています。
展開時のサイズは幅111cm、奥行き40.5cm、高さ39cm。
耐荷重は190kgもあり、大人二人が座ってもフレームがしなったり、生地が大きく沈み込んだりすることが少ないのが特徴です。
これは独自のレバーロック式テンションシステムによるもので、座面生地をしっかりと張ることができます。
収納サイズは長さ45cm、直径16.5cmとコンパクトになり、重量は2.05kgです。
タクティカルラインならではの機能として、両サイドにMOLLEシステム対応のポケットが追加されています。
ここにペグハンマーやドリンクボトルなどを差しておけば、座ったまま必要なものに手が届き、「移動式サイドテーブル」としても便利だと評判です。
国内での実勢価格は41,000円から45,000円程度となっています。
まるでベッド?Helinox Cot One Home Convertible
キャンプでの睡眠の質を格段に向上させてくれると評判の、Helinox製コット(簡易ベッド)です。
室内使用も想定されたモデルです。
このコットワン ホーム コンバーチブルは、展開時長さ191cm、幅66.5cm、高さ16.5cmと、大人一人がゆったりと横になれるサイズです。
6本のフレームパーツを組み立てる方式で、慣れれば5分もかからずに設営できます。
耐荷重は145kg、重量は2.09kgです。
最大の特徴は、別売りのレッグ(脚)パーツを取り付けることで、高さを38cmのハイコットに変更できる点です。
「コンバーチブル」の名前の由来ですね。
ホームモデルは、落ち着いたアースカラーの生地を採用し、脚先のゴムパーツも床を傷つけにくいタイプになっているため、自宅やベランダでの使用にも適しています。
レビューでは「寝返りを打っても生地の張力による音が小さい」「エアマットを併用すれば自宅のベッドより快適」といった声が多く聞かれます。
価格は45,000円前後です。
枕にもなる!Helinox Tac. Chair Twoの快適さ
Helinoxの定番チェア「チェアワン」よりも背もたれを約20cm高くし、よりリラックスした姿勢で座れるようにしたハイバックモデルのチェアです。
このタック(タクティカル)チェアツーは、耐荷重145kg、重量1.12kgと軽量ながら十分な強度を持っています。
収納サイズも長さ44cm、直径13cmとコンパクトです。
ハイバックになったことで、頭までしっかりと支えてくれる座り心地が魅力です。
さらに、背もたれの上部にあるフラップ(折り返し部分)に、収納ケースや畳んだフリースなどを差し込むことで、簡易的な枕として使えるユニークな機能も備わっています。
タクティカルモデルは、生地に600デニールのリサイクルポリエステルを使用し、カラーはブラックまたはコヨーテタンという、ミリタリーテイストのカラーリングが特徴です。
「プロのギアらしい無骨さが格好いい」と評価する声が多く見られます。
別売りのフィールドカバーなどを装着すれば、座面が暖かくなり冬場のキャンプでも快適に使用できます。
虫も結露も怖くない?Helinox 空中テントルーム
Helinoxのコットの上に設置することで、まるで空中に浮いたようなプライベート空間を作り出せる、一人用のメッシュインナーテントです。
このタクティカル コットテント ソロインナーメッシュは、DAC社のポールを使用して自立するため、設営が簡単です。
重量は1.6kg、収納サイズは長さ57cm、直径20cm。
壁面がほぼ全面メッシュ素材でできているため通気性が抜群で、夏場のキャンプでも蒸れにくく快適に過ごせます。
内部には4つの小物用ポケットと、天井にはライトなどを吊るせるループが付いており、散らかりがちな小物を整理するのに便利です。
Helinox製のハイコット(別売)の上に載せて使用することで、地面からの距離が生まれ、地面の湿気(結露)や虫の影響を受けずに眠れるのが最大のメリットです。
まさに「空中シングルルーム」と言えるでしょう。
ただし、快適な空間を得るためには、コット本体と、雨風を防ぐためのフライシート(別売)も必要になり、システム全体では20万円を超える高価格帯になる点がネックと言えます。
ソロにも二人にも Helinox Table Oneの安定感
最後にご紹介するのは、Helinoxのテーブルカテゴリーの定番モデル「テーブルワン」です。
軽量コンパクトさと使いやすさで人気があります。
展開時のサイズは幅60cm、奥行き40cm、高さ38cmで、ソロキャンプのメインテーブルや、デュオキャンプのサイドテーブルとしてちょうど良い大きさです。
脚部のフレームにはショックコード(伸縮性のある紐)が通っており、簡単に組み立てられます。
生地を使った天板はテンションがかかることでピンと張り、十分な安定感を生み出します。
耐荷重は50kgです。
テーブルワンの象徴的なデザインとも言えるのが、天板中央にあるメッシュ素材のダブルカップホルダーです。
飲み物を安定して置けるだけでなく、デザイン上のアクセントにもなっています。
収納時のサイズは長さ42cm、直径11cmと、500mlペットボトル程度の太さにまでコンパクトになり、重量もわずか626gです。
同社のチェアワンとの高さの相性も良く、「ボードゲームや二人分の食事を載せても安定している」「ソロキャンプならクッカー類一式が余裕で収まる」といった声が多く聞かれます。
2025年モデルでは、フレームの一部にグリーンアノダイズ処理(緑色の陽極酸化処理)が施され、デザイン性がさらに向上しました。
番組で紹介された韓国ギア10選について
今回は「NEWS小山のおしゃキャン!どう?」で紹介された、注目の韓国キャンプギア10製品を詳しく見てきました。
BROOKLYN WORKSは、アルミやPVC、キャンバスといった素材を使い、ロースタイルキャンプに合う比較的手頃な価格帯の小物が中心でした。
一方、HelinoxはDAC社のアルミ技術を核に、チェアからコット、テーブルまで幅広い製品を展開し、価格は高めですが、その信頼性と5年保証という安心感が魅力です。
どちらのブランドも、軽量でデザイン性が高く、実用的な機能を兼ね備えている点が共通していましたね。
気になるアイテムがあった方は、ぜひチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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