2025年5月7日放送のNHK「きょうの料理」、大原千鶴さんの「幸せ時短ごはん 自家製で楽しむ」コーナーをご覧になりましたか?
忙しい毎日でも、手軽に美味しく自家製ごはんを楽しみたい、そんな願いを叶えるレシピが紹介されました。
この記事を読めば、番組で登場した「銀ざけの塩焼き」と、そのアレンジ「銀ざけのレンジ蒸し」という二つの絶品時短レシピの全貌が分かります。
たった一つの下処理で驚くほど美味しくなる銀ざけ。
その下処理の秘訣から、それぞれの料理の詳しい材料、そして誰でも簡単に真似できる作り方のステップまで、丁寧に解説します。
この記事を参考に、ぜひご家庭でプロの味を再現し、日々の食卓を豊かにしてくださいね。
きょうの料理 大原千鶴の幸せ時短ごはん 自家製で楽しむ
料理研究家の大原千鶴さんが、家庭で手軽に実践できる「自家製で楽しむ」時短ごはんのアイデアを教えてくれました。
今回のテーマ食材は「銀ざけ」。
ひと手間加えるだけで、普段の魚料理が格段に美味しくなるプロの技は必見です。
銀ざけ二変化!塩焼きとレンジ蒸しの絶品レシピ
スーパーでも手に入りやすい銀ざけが、驚くほど美味しい二つの料理に変身します。
一つは、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらジューシーな「銀ざけの塩焼き」。
もう一つは、野菜の旨みも加わり、しっとりと仕上がる「銀ざけのレンジ蒸し」です。
どちらも基本の塩処理がポイントとなり、忙しい日のメインディッシュや、お弁当のおかずにも最適。
同じ銀ざけを使いながらも、全く異なる風味と食感を楽しめるのが魅力です。
下処理が鍵!二つの料理に使う材料まとめ
まず、どちらの料理にも共通する、銀ざけを格段に美味しくするための下処理方法と、それぞれの料理で使用する材料を詳しくご紹介します。
この下処理を丁寧に行うことで、魚の臭みが取れ、旨みが凝縮されます。
共通の魚の下処理
- 銀ざけの準備: 銀ざけ(切り身)3切れ(約240g)に対して、塩小さじ1/2を全体にまんべんなくまぶします。
- 包み方: ラップを広げ、その上に四等分に切ってから半分に折った紙タオルを置きます。銀ざけの皮を下にして一切れずつのせ、空気が入らないようにラップでぴったりと包み込みます。
- 冷蔵保存: 包んだ銀ざけを保存袋に入れ、冷蔵庫で一晩(8時間以上)寝かせます。これにより、余分な水分と臭みが紙タオルに吸収され、銀ざけ本来の旨みが引き出されます。この状態で冷蔵庫で2日間ほど保存可能です。
この下処理で使う紙タオルは、皮側の余分な水分や臭みだけを効果的に吸い取り、身の側には適度な湿度を保つ役割があります。
また、ラップで密着させることで乾燥を防ぎ、塩の効果を魚全体に均一に行き渡らせることができます。
〈銀ざけの塩焼き〉の材料(作りやすい分量)
- 主材料: 上記の方法で下処理した銀ざけ 3切れ
- わさび酢じょうゆ: うす口しょうゆ 小さじ1/2、米酢 小さじ1/2、水 小さじ1/2、わさび(すりおろしたもの) 少々
シンプルながらも、わさび酢じょうゆが銀ざけの風味を一層引き立てます。
〈銀ざけのレンジ蒸し〉の材料(1人分)
- 主材料: 上記の方法で下処理した銀ざけ 1切れ
- 野菜類: たまねぎ 30g、ミニトマト(ヘタを取り、切り込みを入れる) 3~5個(約50g)
- 調味料: オリーブオイル 小さじ1、酒 小さじ1
- 添え物: レモン(くし形切り) 1切れ、イタリアンパセリ(あれば) 適宜
彩りも豊かで、野菜も一緒に摂れるヘルシーな一品です。
焼きと蒸し!プロが教える調理の作り方
下処理と材料の準備が整ったら、いよいよ調理開始です。
定番の「塩焼き」と、手軽さが魅力の「レンジ蒸し」、それぞれの作り方を詳しく見ていきましょう。
どちらも驚くほど簡単なのに、本格的な味わいに仕上がります。
〈銀ざけの塩焼き〉の作り方
- 下準備: 冷蔵庫で一晩置いた銀ざけから、ラップと紙タオルを丁寧に取り外します。
- 焼き方: 両面焼きの魚焼きグリルを使用し、中火で約6分間、皮目がこんがりと色づくまで焼きます。片面焼きのグリルの場合は、まず中火で3分間焼き、慎重に上下を返してから、さらに3分間焼きます。
- 盛り付け: 焼きあがった銀ざけを器に盛り付け、あらかじめ混ぜ合わせておいた〈わさび酢じょうゆ〉の材料を添えれば完成です。
前日の塩処理によって銀ざけの水分が適度に抜けているため、中火で6分という比較的短い加熱時間でも中心までしっかりと火が通り、皮はパリッと香ばしく、身はふっくらと焼き上がります。
〈銀ざけのレンジ蒸し〉の作り方
- 下準備: たまねぎは繊維に沿って5mm幅の薄切りにします。下処理済みの銀ざけは、塩焼き同様にラップと紙タオルを取り除きます。ミニトマトには味しみを良くするため、数カ所に浅く切り込みを入れます。
- 包み方: オーブン用の紙を広げ、その中央に、まず薄切りにしたたまねぎを敷き、その上に銀ざけ、最後にミニトマトの順で重ねていきます。
- 調味・加熱: 重ねた材料の上からオリーブオイル小さじ1と酒小さじ1を均等にふりかけます。オーブン用の紙の端を折りたたんで、中の蒸気が逃げないようにしっかりと包み込みます。これを耐熱性のあるお皿にのせ、電子レンジ(600W)で3分間加熱します。
- 仕上げ: 加熱が終わったら、やけどに注意しながら紙の包みを開きます。くし形に切ったレモンを搾りかけ、お好みで刻んだイタリアンパセリを散らせば、彩りも鮮やかなレンジ蒸しの出来上がりです。
オーブン用の紙で包んで蒸すことにより、魚の水分が失われにくく、しっとりとした仕上がりになります。
また、ミニトマトの爽やかな酸味とレモンの香りが食欲をそそり、さっぱりといただけます。
電子レンジを使うことで、短時間で均一に火を通すことができるのも、この調理法の大きな利点です。
まとめ:大原千鶴流 銀ざけ時短レシピのコツについて
今回は、大原千鶴さん直伝の銀ざけを使った二つの自家製時短レシピ、「銀ざけの塩焼き」と「銀ざけのレンジ蒸し」をご紹介しました。
共通の塩処理というひと手間で、魚の旨みを最大限に引き出し、調理時間を短縮しながらも本格的な味わいを実現できます。
忙しい日の食卓にも、お弁当のおかずにも大活躍間違いなしのこれらのレシピ、ぜひお試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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