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【めざましテレビ】絵本 尾崎図書観 尾崎世界観が紹介【5月1日】

2025年5月1日のフジテレビ系「めざましテレビ」の人気コーナー「尾崎図書観」で、ミュージシャンであり小説家でもある尾崎世界観さんが紹介した絵本、気になりますよね?

この記事を読めば、その絵本がヨシタケシンスケさんの大ヒット作『りんごかもしれない』であること、そして子どもだけでなく大人までも引きつける魅力的な内容、ユニークな著者情報、さらには尾崎さんがこの本を選んだ背景にあるかもしれない二人の関係性、驚異的な販売部数や読者からの熱い支持まで、気になる情報をまとめて知ることができます。

話題の絵本の魅力を、この記事で深く掘り下げていきましょう!

めざましテレビで紹介!尾崎世界観が選んだ絵本とは?

まずは、番組で紹介された絵本の基本的な情報から見ていきましょう。

2025年5月1日(木)に放送されたフジテレビ系の情報番組「めざましテレビ」。

その中の人気コーナー「尾崎図書観」にて、ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギターであり、芥川賞候補にもなった小説家でもある尾崎世界観さんが取り上げたのは、ヨシタケシンスケさん作の絵本『りんごかもしれない』でした。

この絵本は、ブロンズ新社から2013年4月に出版された作品です。

具体的な書誌情報としては、ISBNコードは978-4-89309-562-6、定価は1,540円(本体1,400円+税)となっています。

判型は257×205mmでしっかりとした上製本(ハードカバー)、ページ数は32ページですが、ページ番号の記載はない形式が採用されています。

想像力が爆発!『りんごかもしれない』驚きの内容

では、この絵本は一体どんなお話なのでしょうか?

子どもも大人も夢中にさせる、その内容に迫ります。

物語の始まりはとてもシンプル。

学校から帰ってきた男の子が、テーブルの上にぽつんと置かれた一個のりんごを見つける場面からスタートします。

しかし、ここからが普通じゃない。

男の子は「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」という、突拍子もない疑問を抱くのです。

その瞬間から、男の子の頭の中では自由で奇抜な想像の世界が無限に広がっていきます。

「りんごかもしれない」と思っていたものは、実は巨大なサクランボの一部だったり、ちゃんと心を持っていて話しかけてくるかもしれない。

あるいは、はるか彼方の宇宙からやってきた不思議な星なのかもしれないし、もしかしたら表面は皮だけど、中身は精密なメカでぎっしり詰まっているハイテクロボットなのかも…!

想像はどんどんエスカレートし、りんごの表面の小さなシミが、実は宇宙人の基地かもしれないと考えたり、このりんごが地球の誕生から現代まで、ずっと歴史を見てきたタイムカプセルのような存在かもしれない、なんて壮大で哲学的な領域にまで到達します。

このように、次から次へと繰り出されるユニークな「かもしれない」という発想が、読者の固定観念を打ち破り、考えることの面白さを教えてくれるのです。

大人も夢中!天才ヨシタケシンスケの世界観がすごい

この唯一無二の絵本を生み出したのは、どんな作家さんなのでしょうか。

今や日本を代表する絵本作家、ヨシタケシンスケさんの魅力に迫ります。

作者のヨシタケシンスケさんは、1973年6月17日生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身のイラストレーターであり絵本作家です。

筑波大学で芸術を学び、同大学院を修了された後、広告美術の造形やイラストレーションの仕事を手がけていました。

そして2013年、この『りんごかもしれない』で鮮烈な絵本作家デビューを果たし、一躍人気作家の仲間入りをしました。

ヨシタケさんの作品の最大の魅力は、日常の中に転がっている些細な出来事や感情、誰もが一度は考えたことがあるような素朴な疑問や「あるある」と感じるシチュエーションを、独自のユーモラスな視点と、時にハッとさせられるような哲学的な深みをもって切り取るところにあります。

子どもの目線で描かれていながら、大人が読んでも「わかる!」「そういうことか!」と深く共感したり、新たな気づきを得られたりする普遍性を持っているのです。

その世界観を支えるのが、シンプルでありながら表情豊かで、温かみと独特のユーモアを感じさせるイラストです。

簡潔な線で描かれたキャラクターたちは生き生きとしており、その周りに手書き風の文字で思考やセリフが書き込まれるスタイルも特徴的。

これが作品に軽妙なリズムと、思わずクスッとしてしまうような情報量を与えています。

ヨシタケさん自身は、アイデアはひらめきよりも理詰めで考え、日常の観察から得た膨大なメモやスケッチを元に作品を生み出していると語っています。

尾崎世界観とヨシタケシンスケ、実はこんな関係が!

「めざましテレビ」で『りんごかもしれない』を紹介した尾崎世界観さん。

彼がこの絵本を選んだ背景には、著者ヨシタケシンスケさんとの意外な接点があるようです。

番組内で尾崎さんが具体的にどのようなコメントをしたかは定かではありませんが、彼が以前からヨシタケさんの作品に注目していたことは間違いありません。

というのも、人気文芸雑誌「ダ・ヴィンチ」とそのウェブサイトにおいて、尾崎さんとヨシタケさんの対談インタビューが掲載されたことがあるのです。

その中で尾崎さんは、ヨシタケ作品の魅力について「シンプルにかわいい」と率直な感想を述べていました。

さらに驚くべきことに、同じく「ダ・ヴィンチ」で連載が開始された尾崎さんのエッセイ「尾崎世界観の書かなかったこと日記」では、なんと挿絵をヨシタケシンスケさんが担当するという、ファンにはたまらないコラボレーションが実現しています。

こうした直接的な交流に加え、尾崎さん自身が紡ぎ出す音楽の歌詞や小説における、物事を斜めから捉える独自の視点や、言葉に対する鋭い感覚が、『りんごかもしれない』の持つ「当たり前を疑う視点」「常識にとらわれない想像力の飛躍」「言葉遊びの面白さ」といった要素と強く共鳴し、今回の紹介につながったのではないでしょうか。

売れすぎ!74万部突破『りんごかもしれない』人気の声

『りんごかもしれない』は、ただ面白いだけじゃないんです。

その人気ぶりは、まさに社会現象レベル

驚異的な販売部数と、読者からの熱い声をご紹介します。

この絵本は、2013年の発売当初から批評家や書店員、そして一般読者の双方から極めて高い評価を獲得し、瞬く間にベストセラーとなりました。

Amazon、楽天ブックス、絵本ナビといったオンライン書店のレビュー欄や読書メーターなどのコミュニティサイトには、「発想がとにかく面白い!」「子どもの想像力が刺激される」「固定観念が覆された」「大人も深く考えさせられる」「ユーモアがあって笑える」「イラストが可愛い」といった肯定的な感想が溢れており、その多くが「大人も子どもも楽しめる」という点を共通して挙げています。

その人気は数字にもはっきりと表れています。

発売から版を重ね続け、累計発行部数はなんと74万部を突破(2023年時点の情報)。

特に大きな話題となったのが、全国の小学生が「一番好きな本」を選ぶ「第4回 こどもの本総選挙」(2023年頃発表)で見事第1位に輝いたことです。

この受賞をきっかけに売上が爆発的に伸び、前年比で600%増という驚異的な数字を記録しました。

子どもたち自身のリアルな支持が、その人気を不動のものにしたのです。

輝かしいのは販売実績だけではありません。

デビュー作でありながら、「第6回 MOE絵本屋さん大賞」第1位(2013年)、「第61回 産経児童出版文化賞 美術賞」(2014年)といった権威ある賞を次々と受賞。

他にもリブロ絵本大賞、静岡書店大賞、ようちえん絵本大賞など、受賞歴を挙げればきりがありません。

読者からの「おはなし会で読みやすいように、もっと大きいサイズがほしい」という声に応えて、大型版が発売されるなど、世代を超えて読み継がれる現代の古典として、確固たる地位を築いています。

まとめ:大人も子供も魅了する『りんごかもしれない』について

今回は、フジテレビ「めざましテレビ」の「尾崎図書観」で尾崎世界観さんが紹介した絵本『りんごかもしれない』について、その驚きの内容から著者ヨシタケシンスケさんの魅力、尾崎さんとの関係性、そして74万部を超える大ヒットの背景にある人気の秘密まで、詳しくご紹介しました。

日常の見慣れた風景が、視点を変えるだけで無限に面白い世界に変わることを教えてくれる一冊です。

ぜひ手に取って、その魅力を体験してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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