2025年5月10日に放送された「サタデープラス」では、「靴・傘・クリーニングの実は勘違いのうっかり行動と長持ちの裏技」というテーマで、私たちが日常的に使うアイテムをより長く愛用するための秘訣が紹介されました。
この記事を読めば、大切な靴や傘、そしてクリーニングから戻ってきたばかりの衣類を、思わぬダメージから守り、その寿命を格段に延ばすための具体的な方法が分かります。
ついついやってしまいがちな「うっかり行動」とその理由、そして誰でも簡単に実践できる目からウロコの「長持ち裏技」を詳しく解説しますので、ぜひ今日からのお手入れに取り入れてみてください。
サタデープラス発!長持ちの秘訣とNG行動
ここでは、「サタデープラス」で紹介された、大切な日用品を少しでも長く使うための効果的なコツと、逆に製品の寿命を縮めてしまう可能性のある意外なNG行動について、具体的に見ていきましょう。
靴のNG収納と長持ち乾燥テク!ポイントは8時間
靴を長持ちさせるための最も重要なポイントは、履いた後の湿気をいかに効果的に取り除き、適切に保管するかにあります。
多くの方が無意識に行っているNG行動と、それを解決する簡単なテクニックをご紹介します。
足の裏は汗腺が多く、1日履いた靴の中はかなりの湿気を含んでいます。
この湿った状態の靴を、帰宅後すぐにシューズボックスなどの密閉空間に入れてしまうのは、実はNG行動です。
湿気が靴内部にこもり、カビの発生や嫌な臭いの元になるだけでなく、靴の素材そのものを傷めてしまう原因となります。
そこで実践したいのが、履き終えた靴の「8時間乾燥ルール」です。
靴を脱いだらすぐにしまうのではなく、玄関先などの風通しの良い場所で、約8時間を目安に陰干しして内部の湿気を十分に飛ばしましょう。
もし、より早く乾燥させたい場合は、丸めた新聞紙を靴の中に詰めて、数時間おきに新しいものと交換すると、新聞紙が効率よく湿気を吸い取ってくれます。
さらに、靴のローテーションも大切です。
毎日同じ靴を履き続けるのではなく、最低でも3足から4足を順番に履き回すことで、一足の靴が十分に乾燥する時間を確保でき、型崩れも防げます。
収納する際は、シューズボックスの棚板と靴のつま先部分に少し隙間ができるように置き、空気の通り道を確保しましょう。
月に一度はシューズボックスの扉を開けて換気することも、カビ予防に繋がります。
これらの工夫により、カビや悪臭の発生を抑えるだけでなく、革靴のひび割れを防いだり、ソールのクッション性を長持ちさせたりする効果が期待できます。
傘が長持ち!NGな乾かし方と撥水復活の裏技
雨の日の必需品である傘も、使用後の扱い方ひとつでその寿命が大きく左右されます。
特に乾かし方には注意が必要で、多くの方が良かれと思って行っていることが、実は傘を傷める原因になっていることもあります。
濡れた傘を早く乾かそうとして、直射日光に当てて干すのはNGです。
紫外線は傘の生地を劣化させ、色褪せや防水性の低下を招きます。
また、傘の骨に使われているプラスチック部分も紫外線の影響で脆くなり、折れやすくなってしまいます。
傘を長持ちさせる正しい乾かし方は、まず使用後に傘を開き、軽く振って水滴を落とした後、必ず日陰で干すことです。
玄関やベランダなど、風通しの良い日陰を選び、傘を全開にして立てかけるか、または傘のハンドル部分をS字フックなどに掛けて吊るし、骨にテンションをかけた状態で30分から1時間ほどしっかりと乾燥させましょう。
こうすることで、生地への負担を減らし、骨の歪みも防げます。
また、長年使っていて撥水効果が弱くなってきた傘には、簡単な復活ワザがあります。
ドライヤーの温風を、傘の生地から30cmほど離して、全体にまんべんなく10秒程度当てるだけです。
これにより、生地表面の撥水基が熱によって再び立ち上がり、撥水効果が回復します。
ただし、この方法はビニール傘には適していないので注意が必要です。
ドライヤー処理の後は、傘が常温に戻るまで冷ましてからたたんでください。
この一手間で、メーカー公称で2~3年の耐用年数が、実質4~5年まで延びることも期待できます。
クリーニング服の罠!ビニール即外しと保管術
クリーニングに出して綺麗になった衣類、その後の取り扱い方で長持ち度が大きく変わることをご存知でしょうか。
特に、クリーニング店でかけてもらうビニールカバーの扱いには注意が必要です。
クリーニングから戻ってきた衣類にかけられているビニールカバーは、あくまで店舗から自宅へ持ち帰る間の一時的なホコリよけや汚れ防止のためのものです。
このビニールカバーを付けたままクローゼットに長期間保管してしまうと、カバー内部の通気性が著しく悪くなり、湿気がこもりやすくなります。
その結果、せっかく綺麗になった衣類にカビが生えたり、虫食いの被害に遭ったり、あるいは除去されたはずのシミが再び浮き出てきたり、黄ばみの原因となることがあります。
大切な衣類を守るためには、クリーニングから戻ってきたら、まずビニールカバーをすぐに外すことが鉄則です。
そして、風通しの良い日陰で半日ほど吊るして陰干しし、クリーニング溶剤の残り香や内部にこもった湿気を完全に飛ばしましょう。
その後、保管する際には、ホコリを防ぎつつ通気性も確保できる不織布製のカバーに取り替えるのがおすすめです。
ハンガーも、衣類の型崩れを防ぐために、肩のラインに合った厚みのあるものを選びましょう。
クローゼットへの収納は、衣類を詰め込みすぎず、全体の収納量を8割程度に抑えて空気の通り道を確保することも大切です。
必要に応じて除湿剤を併用すると、さらに効果的です。
これらのひと手間をかけることで、湿気や残留溶剤によるダメージを防ぎ、ウールやダウンなどのデリケートな素材も長持ちさせることができます。
まとめ:愛用品を長持ちさせる簡単なひと手間について
今回は、靴、傘、クリーニング後の衣類という、私たちの生活に身近な3つのアイテムを長持ちさせるための具体的な裏技と、避けるべき「うっかり行動」についてご紹介しました。
どのアイテムにも共通する大切なポイントは、「湿気と紫外線を上手にコントロールすること」「使用後はしっかり乾かしてから冷ますこと」「保管時は通気を確保すること」「直射日光を避けること」でした。
これらのシンプルな習慣を日常生活に取り入れることで、お気に入りのアイテムをより長く、良い状態で使い続けることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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