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【趣味の園芸 やさいの時間】5月特集「猛暑に負けない!ウリ栽培」プランターで育てる「夏バテしない株づくり」最強キュウリ栽培法【5月13日】

夏に美味しいキュウリを家庭菜園で育ててみたいけれど、暑さでうまく育つか心配…そんな悩みを抱えていませんか?

2025年5月13日にNHK Eテレで放送される『趣味の園芸 やさいの時間』では、5月特集「猛暑に負けない!ウリ栽培」の一環として、「夏バテしない株づくり」をテーマにしたプランターでのキュウリ栽培法が紹介されます。

この記事を読めば、園芸家の深町貴子さんが伝授する、日本の厳しい夏でもキュウリが元気に育つ秘訣が分かります。

浅根性のキュウリに適したマルチング方法、株元を乾燥や直射日光から守る工夫、たくさんの実をつけるための仕立て方、そしてプランター栽培でも収穫量を増やすコツなど、初心者でも実践できる具体的な栽培テクニックを詳しく解説します。

さらに、キュウリの栄養価や、採れたてキュウリを美味しく味わう簡単レシピ、家庭菜園の魅力まで網羅。

これであなたも、夏バテ知らずの最強キュウリ栽培に挑戦できます。

目次

趣味の園芸 やさいの時間 猛暑に負けない!ウリ栽培

『趣味の園芸 やさいの時間』の5月特集「猛暑に負けない!ウリ栽培」では、家庭菜園で人気のキュウリを取り上げます。

特にプランターで元気な株を育てるためのノウハウが満載です。

夏バテさせない!最強キュウリ育成法を大公開

キュウリは元々ヒマラヤ山脈の涼しい地域が原産のため、日本の高温多湿な夏は非常に苦手です。

特に近年の猛暑はキュウリにとって大きなストレスとなり、何もしなければ成長が悪く、実つきも期待できません。

キュウリが夏バテしやすい主な理由は、根が浅く広がる「浅根性」であること、強い光に敏感であること、そして極度の乾燥に弱いという3つの性質にあります。

この記事では、これらの弱点を克服し、猛暑の中でもキュウリを元気に育て、たくさんの実を収穫するための「夏バテしない株づくり」の具体的な方法を徹底解説します。

プランター栽培のメリットを活かしつつ、ちょっとした工夫で驚くほど元気に育つ最強のキュウリ栽培法を学びましょう。

深町貴子さん直伝!プランター栽培夏越しの秘策

今回の特集で講師を務めるのは、園芸家の深町貴子さんです。

長年『趣味の園芸 やさいの時間』でプランター栽培コーナーを担当し、その分かりやすい解説と豊富な経験で多くの家庭菜園ファンを支えています。

深町さんの園芸哲学は「植物の育て方を知るより、育ち方を知ろう」という言葉に集約されます。

これは、単に手順を追うだけでなく、植物の生態や成長のメカニズムを理解し、日々の観察を通じて植物と向き合うことの重要性を示しています。

プランター栽培は、ベランダなどの限られたスペースでも手軽に始められる一方、地植えに比べて乾燥しやすく、温度管理も難しいという側面があります。

深町さんが伝授する夏越しの秘策は、こうしたプランター特有の課題を克服し、初心者でもキュウリ栽培を成功させるための確かな指針となるでしょう。

猛暑に打ち勝つ!マルチング・地温・水管理の技

キュウリの根は浅く張るため、夏の強い日差しや土壌の乾燥、地温の上昇に非常に弱いです。

これらの問題を解決する最初のステップが「マルチング」です。

株元をワラやバークチップ、ヤシ殻チップなどで覆うことで、土壌表面からの水分蒸発を抑え、地温の急激な上昇を防ぎます

アルミ箔を敷くのも、光を反射して地温上昇を強力に抑える効果があり、アブラムシなどの害虫を寄せ付けにくくする副次的な効果も期待できます。

地温管理も重要です。

プランターは特に夏のコンクリートの反射熱などで高温になりやすいため、すのこやレンガ、プランタースタンドを使ってプランターの底を地面から少し浮かせ、風通しを良くしましょう。

水やりは、キュウリ栽培の基本中の基本です。

果実の約95%が水分でできているキュウリは極めて乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます

特に夏の高温期には朝夕2回の水やりが必要になることもあります

ただし、水のやりすぎは根腐れの原因になるため、土の状態をよく観察することが大切です。

収穫量激増!?仕立て・整枝・追肥の黄金ルール

キュウリの収穫量を増やすためには、適切な「仕立て」「整枝」、そして「追肥」が欠かせません。

仕立てとは、茎や枝を支柱やネットに誘引し、生育の方向を整えることです。

これにより、風通しが良くなり病気を防ぎ、各葉に均等に日光が当たることで光合成が促進されます。

一本仕立てやネット仕立てなどがあり、スペースや管理のしやすさに合わせて選びます。

誘引する際は、麻ひもなどを使い、茎を傷つけないよう8の字に緩めに結びましょう

整枝作業には、わき芽かき、摘芯、摘葉があります。

親づる(主枝)の下から5~7節までに出てくる子づる(わき芽)と雌花は、株が小さいうちは早めに摘み取り、株の成長を優先させます。

子づるは本葉1~2枚を残してその先を摘芯し、親づるも支柱の高さ(1.8m~2m程度)で摘芯することで、栄養が実に集中しやすくなります。

古くなった葉や病気の葉、密集している葉は適宜摘み取り、株全体の健康を保ちましょう。

キュウリは生育が早くたくさんの実をつけるため、肥料も多く必要とします。

植え付け時の元肥だけでは足りないので、最初の実がなり始めた頃から7~10日おき(プランター栽培では週に1回程度)に追肥を行います。

速効性のある液体肥料と効果が持続する固形肥料をバランス良く使うのがおすすめです。

夜間管理と若採りで株を元気に!意外なコツ

キュウリ栽培で意外と見落としがちなのが「夜間管理」です。

キュウリは高温かつ日照時間が長い(長日)条件下では、雌花のつきが悪くなる性質があります。

そのため、夜間は街灯や室内の光が漏れない、完全に暗くなる環境で管理することが重要です。

1日の理想的な日照時間は7~8時間程度です。

夜にしっかり「休ませる」ことで、実つきが良くなります。

もう一つの重要なコツが「若採り」です。

キュウリの株を夏の暑さによる疲労から守り、長期間収穫を楽しむためには、実を大きくしすぎないことが肝心です。

一般的な収穫サイズの18~20cmよりもやや小さめ、具体的には15~18cm程度で収穫しましょう。

若採りを心がけることで、株への負担が軽減され、次の花や実の成長に必要なエネルギーを温存できます。

結果として株の老化を遅らせ、総収穫量を増やすことにも繋がります。

病害虫対策もバッチリ!優しい撃退法と品種選び

キュウリはうどんこ病やべと病、アブラムシやウリハムシといった病害虫の被害に遭いやすい野菜です。

しかし、適切な予防と対策で被害を最小限に抑えられます。

まず予防の基本は、風通しを良くするための適切な整枝、泥はねを防ぐマルチング、そして適切な水やりです。

これらで病害虫が発生しにくい環境を整えます。

発生してしまった場合の対処法としては、プランター全体を目の細かい防虫ネットで覆う物理的な方法や、キュウリの近くにナスタチウムやネギ類、マリーゴールドなどを植えるコンパニオンプランツの活用があります。

また、木酢液やニームオイル、食酢やニンニクを使った手作りスプレーなど、自然由来の資材も有効です。

病気にかかった葉や少数の害虫は、見つけ次第手で取り除くのが最も確実です。

そして何より重要なのが、最初の「品種選び」です。

うどんこ病やべと病に強い「耐病性」品種を選ぶことが、栽培の手間を減らし安定した収穫を得るための近道です。

例えば、サカタのタネの「夏バテ知らず」はその名の通り高温期でも株がバテにくく、タキイ種苗の「Vシャイン」「VR夏すずみ」はウイルス病にも強い抵抗性を持ちます。

「フリーダム」「よしなり」といった品種もおすすめです。

採れたてキュウリ!簡単激ウマレシピ集

家庭菜園で採れたばかりの新鮮なキュウリは、格別の風味と歯切れの良さが魅力です。

その美味しさを最大限に活かす簡単なレシピをご紹介します。

  • シンプルに味わう :
    • 塩もみ : 薄切りにしたキュウリに塩を振って軽くもみ、水分を絞るだけで、キュウリ本来の味が引き立ちます。
    • 味噌マヨディップ : スティック状に切ったキュウリに、味噌とマヨネーズを1:1で混ぜたディップソースを添えれば、手軽なおつまみになります。
    • たたききゅうり : キュウリを麺棒などで軽く叩いて割れ目を入れ、手で食べやすい大きさにちぎります。ごま油、醤油、おろしニンニク、ラー油などで和えれば、味が染み込みやすく食感も楽しい一品に。中華風、梅ナムル風、韓国風など、味付けのバリエーションも豊富です。
  • 大量消費にもおすすめの漬物 :
    • 一本漬け : 白だしやめんつゆにキュウリを丸ごと漬け込みます。唐辛子を加えればピリ辛味に。屋台の味を家庭で再現できます。
    • 浅漬け : 塩昆布と和えるだけの即席浅漬けや、刻んだ大葉と柚子胡椒で風味豊かに仕上げるのも短時間で手軽に作れます。
    • その他 : きゅうりの辛子漬け、きゅうりの佃煮、きゅうりのビール漬け、洋風のピクルスなども、風味や食感が変わり、飽きずに楽しめます。
  • その他の調理法 :
    • 和え物 : なめこと合わせたピリ辛和えや、ツナと合わせたナムルなど、他の食材との組み合わせも楽しめます。
    • サラダ : 薄くスライスして中華ドレッシングで和えれば、さっぱりとしたサラダになります。
    • 炒め物 : キュウリは炒めても美味しくいただけます。豚肉と一緒にきんぴら風にしたり、オイスターソースで炒めたりすると、また違った食感が楽しめます。

キュウリはそのクセのない風味であらゆる調味料と相性が良く、切り方や調理法で食感が自在に変わるため、レシピは無限大です。

渡辺裕太と森日菜美も挑戦!家庭菜園の魅力

番組では、野菜ソムリエの資格を持つ俳優の渡辺裕太さんと、実家が農家という女優の森日菜美さんもプランターでのキュウリ栽培に挑戦します。

渡辺さんは自宅でも野菜を栽培するほどの野菜好きで、森さんの明るく元気なキャラクターと共に、初心者にも野菜作りの楽しさや発見を伝えてくれます。

家庭菜園は、自分で育てた野菜を収穫して味わうという実利的な喜びだけでなく、土に触れ、植物の成長を見守る過程で得られる精神的な充足感も大きな魅力です。

日々のストレスを軽減し、心を穏やかにする効果も期待できます。

また、子供たちと一緒に野菜を育てることは、食べ物への感謝の気持ちを育む素晴らしい食育活動となります。

収穫した野菜を家族や友人と分かち合ったり、栽培記録をSNSで発信したりすることで、コミュニティとの繋がりも生まれます。

キュウリ栽培を通じて、そんな豊かな体験をしてみませんか。

まとめ:猛暑に負けないキュウリ栽培法について

今回は、『趣味の園芸 やさいの時間』で紹介される、プランターで猛暑に負けないキュウリを育てるための様々なコツをお伝えしました。

適切な品種選びから、マルチング、水やり、仕立て方、そして病害虫対策まで、ポイントを押さえれば初心者でも美味しいキュウリをたくさん収穫できます

ぜひ、この記事を参考に、夏バテ知らずのキュウリ栽培に挑戦してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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