「できるだけ身軽に、もっと自由にキャンプを楽しみたい!」
そんな思いに応えるのが、装備の軽量化を追求するUL(ウルトラライト)キャンプスタイルです。
2025年4月27日にBSよしもとで放送された人気番組『たけだバーベキューとキャンプな休日』の第29回では、まさにこのULキャンプが特集されました。
番組にはULキャンプの達人として知られるシオさんが登場し、自身が厳選した注目のULギアを紹介。
この記事を読めば、番組で紹介されたバックパックから焚き火台、ハンモックまで、魅力的なULギア8製品の詳細が分かります。
あなたのキャンプがもっと快適で、もっと楽しくなるヒントが満載です!
LITEWAY URBAN PRO PACK:背負い心地は?UL界の新星バックパック
まず注目したいのが、ウクライナ発のガレージブランドLITEWAYが手がけるバックパック「URBAN PRO PACK UK TRA 30L」です。
軽量性と実用性のバランスが絶妙で、ULキャンプの入門から経験者まで幅広くおすすめできます。
このバックパックの魅力は、約380g〜390gという軽さでありながら、必要な機能と耐久性をしっかり備えている点にあります。
容量は30リットルで、推奨耐荷重は8kg。
装備を厳選すれば、1泊から数泊程度のULハイキングやキャンプに対応可能です。
素材には、高い強度と耐水性を持つ「ULTRA200X」や、100%リサイクルナイロンに強靭なULTRA糸を織り込んだ「Ultra Grid」といった先進的な軽量・高強度素材が採用されています。
これにより、軽いだけでなく、アウトドアの厳しい環境にも耐えうるタフさを実現しています。
使い勝手もよく考えられています。
メインの荷室の開口部はロールトップ方式。
荷物の量に合わせて容量を調整しやすく、雨の侵入も防ぎます。
さらに、伸縮性のある大きなフロントポケットやサイドポケット、小物の収納に便利な内外のジッパーポケットなど、収納スペースも豊富です。
特に注目したいのがハーネス設計。
ショルダーストラップ上部の取り付け間隔を狭めることで、小柄な方や女性でも背負いやすいように工夫されています。
ストラップ自体もクッション性が高く、肩への負担が少ないと評判です。
利用者からは、「肩が痛くなりにくい」「縫製が丁寧」「ポケットが使いやすい」といった肯定的な声が多く聞かれます。
一方で、「フロントポケットの伸縮性がもう少し欲しい」「身長が高い(175cm以上)と少し窮屈かも」という意見もあります。
絶対的な最軽量ではありませんが、機能や耐久性とのバランスを考えると、非常に優れたULバックパックと言えるでしょう。
DUNLOP 組み立て式焼き網:ここまで小さくなるの!?驚きの収納術
「キャンプでちょっとした焼き物を楽しみたいけど、かさばる網は持っていきたくない…」そんな悩みを解決してくれるのが、ダンロップの「組み立て式焼き網 BHH110」です。
その名の通り、分解できる驚きの構造が特徴です。
この製品の最大のメリットは、分解することで非常にコンパクトに収納できる点です。
素材はステンレス鋼板で、使用時には組み立てて小型ストーブや焚き火の熾火の上に乗せて使います。
収納時には板状になるため、クッカーの隙間やバックパックのポケットにすっと収まります。
ULキャンプにおいて、この収納性の高さは大きなアドバンテージとなります。
一般的なワイヤーメッシュ(金網)ではなく、多数の穴が開けられたパンチング加工の金属板を採用している点もユニークです。
この構造により、下からの強すぎる直火を適度に和らげ、食材をじっくりと、焦げ付きにくく焼くことができます。
特に、アルコールストーブや小型のウッドストーブ(焚き火台)との相性が良いとされています。
「デルタストーブ」や「テトラストーブ」、「ロゴスのコンパクト焚き火台」など、人気のミニマリスト向けギアと組み合わせて愛用しているユーザーが多いです。
利用者からは、やはりそのコンパクトさが高く評価されています。
「熱の伝わり方がちょうど良い」という声も。
注意点としては、パンチングの穴の内部をきれいに洗うには、少しつけ置き洗いなどの工夫が必要になる場合があることです。
また、製品によってはストーブの専用ケースに一緒には収まらないこともありますが、持ち運び自体は容易です。
ソロキャンプや少人数でのキャンプで、手軽に焼き物を楽しみたい方におすすめのアイテムです。
belmont チタントレールカップ:まさにシンデレラフィット!重ねて便利な名品
ULキャンプのクッカー(調理器具)選びで重要なのが、軽さとスタッキング(重ねて収納すること)性能です。
ベルモントの「チタントレールカップ280」は、まさにその両方を高いレベルで満たす逸品として人気を集めています。
このカップの最大の魅力は、わずか約55gという驚異的な軽さです。
素材には軽量かつ丈夫で錆びにくいチタンを採用。
飲み物用としてはもちろん、少量の湯沸かしや簡単な調理にも使えます。
容量は280mlで、ソロキャンプには十分なサイズ感です。
ハンドルは折り畳み式で、収納時に邪魔になりません。
特筆すべきは、他の人気クッカーとの抜群の相性、いわゆる「シンデレラフィット」と呼ばれる収納性の高さです。
例えば、トランギアのメスティン(小)、エバニューのチタンポット500、スノーピークのソロセットといった定番クッカーの中に、このチタントレールカップがすっぽりと収まるのです。
これにより、パッキング時のデッドスペースを減らし、非常に効率的な収納(ネスティング)が可能になります。
カップ内部にトランギアなどのアルコールストーブを収納することもできます。
UL志向のキャンパーにとって、この機能は非常に価値が高いです。
軽量ながらも、ペラペラした感じはなく、しっかりとした作りである点も評価されています。
ハンドルも長く、火にかけても熱くなりにくい設計です。
利用者からは、「軽い!」「〇〇にピッタリ収まる!」「作りがしっかりしている」といった絶賛の声が多数寄せられています。
注意点としては、計量用の目盛りが付いていないことが挙げられます。
また、過去には内側の製品シールの糊が剥がしにくいという声もありましたが、改善されている可能性があります。
marupeinet COBAN PLATE:えっ三脚がテーブルに?アイデア光る面白ギア
キャンプでテーブルは便利ですが、ULスタイルでは持っていくか悩むアイテムの一つ。
そこで登場するのが、日本のガレージブランドmarupeinet(マルペイネット)の「COBAN PLATE」。
なんと手持ちのカメラ三脚をテーブルに変身させてしまう、驚きのアイデアギアです。
この製品は、カメラ三脚の雲台(カメラを取り付ける部分)に取り付けるためのアダプタープレートです。
多くの三脚で採用されている「アルカスイス互換」という規格に対応しており、プレート自体は非常に軽量コンパクト。
プレートに付属の1/4インチネジを使って、自分で用意した板(天板)を取り付ければ、あっという間にミニテーブルが完成します。
最大のメリットは、すでに持っている三脚を活用することで、専用のテーブルとその脚を持ち運ぶ必要がなくなる点です。
特にキャンプで写真撮影も楽しむ方にとっては、機材の兼用による大幅な軽量化・省スペース化が実現します。
天板を自分で用意するDIY要素も面白さの一つ。
ホームセンターや100円ショップなどで好みのサイズの板やトレーを見つけて、オリジナルのテーブルを作ることができます。
完成したテーブルは、元々の三脚が持つ高さ調整や角度調整の機能をそのまま活かせるため、非常に自由度の高い使い方が可能です。
利用者からは、「画期的なアイデア!」「自分好みのテーブルが作れて楽しい」「三脚の調整機能が便利」といった声が上がっています。
価格が比較的手頃なのも魅力です。
ただし、使用するにはアルカスイス互換の三脚を持っていることが前提となります。
また、天板の用意と簡単な加工(ネジ穴あけなど)が必要です。
テーブルの安定性や耐荷重は使用する三脚に依存します。
入手性が限られている場合もあるようです。
MOFMA ユークリッド:薄さ0.4mm!もはや存在しない焚き火台?
ULキャンプでも焚き火を楽しみたい!
でも重くてかさばる焚き火台はちょっと…。
そんな究極のミニマリストの要望に応えるのが、日本のガレージブランドMOFMAの焚き火台「ユークリッド」です。
その薄さと軽さは、まさに衝撃的です。
ユークリッドの最大の特徴は、収納時の驚異的な薄さ。
素材はステンレス鋼ですが、厚さわずか0.2mmのプレート2枚を組み合わせて使います。
分解して重ねると、合計の厚みはたったの0.4mm!
まるで紙のように薄く、バックパックの背面ポケットや書類ファイル、 thậm chí は他のギアに巻き付けて運ぶことも可能です。
重量も約140gと、焚き火台としては信じられないほどの軽さを実現しています。
このミニマリズムは、創設者が自転車キャンパーであり、極限まで荷物を切り詰める必要があった経験から生まれました。
まさに、重量とかさを最小限に抑えるというULの思想を体現した製品です。
組み立ては2枚のプレートを相互に嵌合させるシンプルな構造ですが、少し慣れやコツが必要な場合もあります。
組み立て時のサイズは高さ140mm × 幅220mm × 奥行215mmと、ソロやデュオでの焚き火には十分な大きさです。
利用者からは、その圧倒的な軽さと薄さ、そして収納性の高さが絶賛されています。
「本当に焚き火ができるのか?」と思うほどのミニマルさですが、実用性は十分です。
注意点としては、前述のとおり組み立てに少し慣れが必要なこと、そして非常に薄い素材のため、長期的な耐久性について気になる方もいるかもしれません(ただし、明確な破損報告は見当たりません)。
また、サイズが小さいため、使える薪の大きさには制限があります。
製造国が途中で変更された点も、購入の判断材料になるかもしれません。
PIRANHA テントペグ:軽いのに抜けにくい?地面を掴む秘密兵器
テントやタープを設営する際に欠かせないペグ。
金属製が一般的ですが、UL志向なら軽さも重要です。
スイス生まれの「PIRANHA BF 120 TENT PEG」は、リサイクルプラスチック製でありながら、驚きの軽さと保持力を両立させた注目のペグです。
このペグの重量は、1本あたりわずか6.0g。
一般的なアルミペグと比較しても非常に軽量です。
素材には強化されたリサイクルプラスチック(BF = Black Fisk)を使用しており、環境にも配慮されています。
軽いだけでなく、その形状に秘密があります。
断面は強度を高めるX字型で、側面にはピラニアの歯のようなギザギザ(鋸歯状)が付いています。
このギザギザが土をしっかりと掴むため、特に芝生や草地など、比較的柔らかい地面で高い保持力を発揮します。
使いやすさも考慮されています。
ヘッド(頭)の部分は平らに設計されており、地面からのでっぱりが少ないため、キャンプサイトで足を引っ掛けるリスクを低減します。
手や足で押し込みやすい形状もポイントです。
さらに、ヘッドには4つの溝があり、ここにガイライン(テントやタープを張るためのロープ)を巻きつけるだけで、特別な金具なしに固定・長さ調整が可能です。
鋭利な部分がないため、テント生地を傷つけにくいのも嬉しい点。
万が一曲がってしまっても、オーブンで加熱することで、ある程度修復できる可能性もあります。
利用者からは、「軽くて驚いた」「柔らかい地面でもしっかり効く」「フラットヘッドが安全で良い」といった声が多く聞かれます。
環境への配慮も評価ポイントです。
ただし、非常に硬い地面や石が多い場所では、先端が尖った金属ペグに比べて打ち込みにくかったり、保持力が低下したりする可能性があります。
あくまでも、比較的柔らかい地面で真価を発揮するペグと言えるでしょう。
eno SUB6 Hammock:重さ170g未満!雲の上で寝てるみたいなハンモック
キャンプでのリラックスタイムや、軽量な寝床として注目されるハンモック。
アメリカの人気ブランドENO(Eagles Nest Outfitters)が送る「SUB6 Hammock」は、その名の通り6オンス(約170g)を切る、驚異的な軽さを実現したモデルです。
この軽さの秘密は、軽量なナイロンタフタ生地(30Dリップストップナイロン相当)と、接続部分に使われている軽量・高強度な「Silverlite™」コード、そして一体化されたアルミニウム製のトグル(接続金具)にあります。
生地は非常に薄く、通気性と速乾性に優れているため、特に暖かい季節の使用が快適です。
肌触りも滑らかで心地よいと評判です。
収納サイズも非常にコンパクト。
本体に縫い付けられたスタッフサック(収納袋)に小さくまとまります。
展開時のサイズは幅1.2m × 長さ2.7mで、耐荷重は136kg。
多くの大人にとって、休息や睡眠には十分なスペースを提供します。
一体型のトグルは、同社のHeliosストラップや、ウーピースリングといった軽量なサスペンションシステム(別売)との接続を簡単かつ迅速に行えます。
適切な設営場所(木など)と断熱(アンダーキルトなど)を用意すれば、テント代わりのULシェルターとしても活躍します。
利用者からは、「信じられないくらい軽い!」「コンパクトになる」「生地が気持ちいい」「雲の上で寝ているみたい」といった感動の声が多数寄せられています。
体を包み込むような安心感も魅力です。
一方で、生地が非常に薄いため、耐久性には注意が必要です。
木の枝への引っ掛けや、地面との摩擦、火の粉などは避けるように、丁寧な扱いが求められます。
また、通気性が高い反面、断熱材なしでは比較的涼しい気温でも寒さを感じやすいため、アンダーキルトなどの防寒対策は必須です。
MUNIEQ Tetra Drip:外でも妥協しない!超軽量コーヒードリッパーの実力
「キャンプの朝は、やっぱり淹れたての美味しいコーヒーで始めたい!」でも、ドリッパーは意外とかさばる…。
そんなコーヒー好きULキャンパーの願いを叶えるのが、MUNIEQ(ミュニーク)の「Tetra Drip 01P」です。
携帯性と機能性を見事に両立させています。
この製品の最大の魅力は、分解して収納できることによる圧倒的な携帯性です。
3枚の薄いプレート状のパーツで構成されており、素材は軽量なポリプロピレン(P)。
モデル「01P」の重量はわずか約12gしかありません。
分解すれば厚みはほとんどなくなり、クッカーの隙間やバックパックのポケットに簡単に滑り込ませることができます。
組み立てると、安定した円錐(正確には三角錐に近い)形のドリッパーになります。
様々な口径のカップやマグカップの上に安定して置けるように設計されており、安心してコーヒーを淹れることができます。
フィルターは、市販の円錐形ペーパーフィルター(ハリオV60用など)が使用可能です。
見た目はミニマルですが、コーヒーの蒸らし(ブルーミング)から抽出まで、美味しいコーヒーを淹れるための機能もしっかりと考えられています。
抽出速度は比較的速めで、すっきりとした味わいになりやすいとされています。
利用者からは、「とにかく軽くてコンパクト!」「安定感がある」「ちゃんと美味しいコーヒーが淹れられる」と高く評価されています。
組み立てが簡単な点も好評です。
注意点としては、ポリプロピレンという素材の特性上、繰り返しの使用による接合部の摩耗など、長期的な耐久性が気になる場合があること。
また、構造上、プレートの継ぎ目からごくわずかにコーヒーが漏れる可能性があるという報告もあります。
「01P」は1.5杯用と抽出量が少なめなので、一度にたくさん淹れたい場合は大きいサイズの「02P」(ステンレス製もあり)を検討すると良いでしょう。
まとめ:シオさん厳選!ULキャンプギア8選について
『たけだバーベキューとキャンプな休
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