2025年5月2日放送のフジテレビ系「めざましテレビ」、その中の「イマドキ」コーナーをご覧になりましたか?
この日の放送では、食のトレンドが集まる大注目イベント「クラフト餃子フェスTOKYO 2025」が特集されました。
特に話題を集めていたのが、個性あふれる4つの「クラフト餃子」です。
この記事を読めば、番組で紹介され、多くの餃子ファンを唸らせた博多餃子舎603、じゃげな、玉川精肉店、そして赤坂ちびすけ、それぞれの餃子の魅力やこだわり、そしてお店について詳しく知ることができますよ。
フェス会場ではどれも700円で提供され、行列ができるほどの人気ぶりでした。
その秘密に迫ってみましょう!
行列の先に待つ!博多餃子舎603「もっちり炊き餃子」
クラフト餃子フェスTOKYO 2025の会場で、ひときわ長い行列を作り、来場者の期待感を高めていたのが、博多餃子舎603の「もっちり炊き餃子」です。
多くの人々がこの味を求めて列に並んでいました。
この餃子の最大の魅力であり、人気の核心とも言えるのは、他にはない特別なスープにあります。
「ピリ辛でコクのある塩スープ」、あるいは「コク旨塩スープ」と称されるこのスープ、実はただのスープではありません。
博多名物として知られる「もつ鍋」の塩スープをベースにしており、お店でもつ鍋を提供する際に実際に使われているものなのです。
餃子ともつ鍋スープ、博多を代表する二つの食文化が融合することで、絶妙な味わいが生み出されています。
もちろん、餃子そのものにもこだわりが詰まっています。
皮は本場中国を思わせる「プルプルとした厚めの皮」で、もちもちとした食感が特徴です。
水分量を多くしているため機械では包めず、一つひとつ丁寧に手包みされています。
餡には国産の豚肉と九州産の野菜が使われ、ニンニクも加わり食欲をそそる香りが漂います。
このレシピは、本場中国の一級料理人から受け継いだものとのこと。
特筆すべきは、餃子から染み出す肉汁が塩スープに溶け込み、スープのコクがさらに増す点です。
食べるほどに味わいが深まる、計算された味の構成になっています。
この餃子を生み出した博多餃子舎603は、博多一口餃子を看板商品とする専門店。
「全部美味しいを叶えたい」という想いのもと、素材選びに徹底的にこだわっています。
餃子の野菜は無農薬・低農薬、豚肉は九州各地で厳選したものを使用。
看板商品の「博多純情ひとくち餃子」には福岡県糸島産の「いきさん豚」を100%使うこだわりようです。
自社工場での手握り製法も美味しさの秘訣。
店舗は福岡・博多をはじめ、東京・渋谷や北海道・札幌など全国に展開しています。
食感が楽しい!じゃげな「信州味噌ダレねぎ餃子」って?
次に注目したいのは、長野県からクラフト餃子フェスTOKYO 2025に出店したラーメン店「じゃげな」の人気メニュー、「信州味噌ダレねぎ餃子」です。
長野県上伊那地域からの参加と紹介されていました。
この餃子の最大の特徴は、その独特な調理法と食感にあります。
「信州味噌ダレねぎ餃子」は、まず餃子を蒸し、その後で揚げるという一手間を加えているのです。
この工程により、外はサクサク、中はもちもちという、二つの食感を同時に楽しむことができます。
油で揚げることで、サクサク感がさらに向上します。
味わいの決め手となるのは、たっぷりと添えられたネギと特製のタレです。
このタレは、「信州味噌を使った甘めの特製タレ」であり、「甘じょっぱい味わい」や「オリジナルの甘酸っぱい自家製味噌ダレ」とも表現されています。
信州味噌特有の豊かな風味と、甘味、塩味、酸味が見事に調和し、揚げ餃子の香ばしさ、そしてネギの風味を一層引き立てています。
全体的にボリューム感があり、食べ応えも十分な一品です。
「じゃげな」は、長野県を拠点とするラーメン店チェーンで、南箕輪村や辰野町、高森町などに店舗を展開しています。
主力はもちろんラーメンで、自家製麺と味噌系のスープが自慢。
信州味噌を使ったラーメンも提供しており、信州味噌への深い理解が、この独創的な餃子ダレにも活かされています。
餃子メニューも充実しており、「信州餅羽餃子」や「塩タレねぎ餃子」といったバリエーションもあります。
冷凍餃子の通販も行っているので、自宅でも楽しめます。
肉汁がすごい!玉川精肉店の「黒毛和牛100%餃子」
お肉のプロフェッショナルが本気で作ると、餃子はここまで贅沢になるのか、と思わせるのが玉川精肉店の「黒毛和牛100%あらびき和牛餃子」です。
この餃子の最大の特徴であり、その名の通り核となるのは、餡に使われている「黒毛和牛100%」の牛肉です。
ただ和牛を使っているだけではありません。
「あらびき」であること、そして「2種類のミンチ肉をミックス」している点がポイント。
これにより、肉の存在感をしっかりと感じられる「ゴロゴロとした食感」と、噛むほどにあふれる「ジューシーな味わい」の両立を実現しています。
その食感と味わいは、「ハンバーグのような食べ応え」と表現されるほど。
一般的な豚肉主体の餃子とは一線を画す、肉々しさが最大の魅力です。
味付けは、主役である黒毛和牛本来の旨味と香りを最大限に引き出すため、あえて「シンプル」に。
そこに「ふんわりと香るシソの風味」が加えられ、和牛の濃厚な味わいに爽やかなアクセントを添えています。
ニンニクも使用し、全体の風味を引き締めています。
まさに、和牛を知り尽くした玉川精肉店だからこそ作れる、こだわりの餃子と言えるでしょう。
この餃子を手掛ける玉川精肉店は、東京・世田谷で創業した「お肉の専門店」。
厳選された黒毛和牛を中心に扱っており、その品質へのこだわりは相当なものです。
単に肉を販売するだけでなく、最高の肉質を見極める「目利き」、経験豊富な「調理人」、そしてパッケージデザインなども手掛ける「コーディネーター」が連携し、食卓を豊かにするサービスを提供しています。
不動前などに実店舗を構えるほか、オンラインショップも運営。
高品質な精肉はもちろん、炭火焼きローストビーフやハンバーグ、各種惣菜、そしてこの和牛餃子などを購入できます。
口の中でとろける?赤坂ちびすけ「琉球島豚あぐー餃子」
最後に紹介するのは、希少なブランド豚を贅沢に使った、老舗餃子専門店の逸品、「琉球島豚あぐー餃子」です。
クラフト餃子フェスでは6個入り700円で販売されていました。
この餃子の主役は、餡に使用されている沖縄固有の貴重な在来豚「琉球島豚あぐー豚」、特に沖縄県今帰仁村産の希少な純系島豚「今帰仁(なきじん)アグー」です。
あぐー豚は、一般的な豚肉と比較して旨味成分であるグルタミン酸の含有量が2.5倍から3倍と非常に高く、肉質が柔らかく、豚特有の臭みが少ないのが特徴です。
味わいの特徴として、食べた瞬間の圧倒的なジューシーさが挙げられます。
「食べた瞬間に肉汁がすごい」と評されるほどです。
これを実現する要素の一つが、餃子の皮。
「超薄皮」と表現されるほど薄い皮が、餡の旨味をダイレクトに伝えます。
味付けはシンプルで、主役であるあぐー豚本来の旨味を存分に楽しめるように工夫されています。
特筆すべきは、あぐー豚の脂身が持つ「融点が体温と近い(約36℃)」という性質。
これにより、口に入れた瞬間に脂がすっと溶け出し、しつこさを感じさせずに肉の旨味が口内全体に一気に広がります。
餡にはあぐー豚だけでなく野菜もたっぷりと使用。
しっかりとした下味が付いているため、タレをつけなくても美味しく食べられます。
提供元の赤坂ちびすけは、1995年創業の老舗餃子専門店で、「東京一口餃子の草分け店」と称されています。
小ぶりな「一口餃子」を専門とし、長年にわたり多くのファンに愛されてきました。
プレミアムな素材へのこだわりが強く、今帰仁アグーのほか、ニンニクには青森県田子町産のものを使用するなど、厳選された食材と秘伝のスパイスを用いています。
大手町のOOTEMORIなどに店舗を構えています。
まとめ:クラフト餃子フェスTOKYO 2025の注目餃子について
今回ご紹介した「クラフト餃子フェスTOKYO 2025」で注目を集めた4つの餃子は、博多の味、長野のアイデア、肉のプロの技、沖縄の至宝と、それぞれに強い個性とこだわりが光る逸品ばかりでした。
イベントは終了しましたが、これらの餃子は各店舗やオンラインストアなどで味わうことができる場合もあります。
気になった餃子があった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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