BSよしもとで放送中の人気番組「たけだバーベキューとキャンプな休日」。
2025年4月20日の放送回(#28)では、ゲストに人気女子キャンパーのUKIさんを迎え、「車中泊×猫×キャンプ」という魅力的なテーマでトークが繰り広げられました。
この記事では、番組内でUKIさんが「これは!」と紹介した、こだわりの愛用キャンプギア5アイテムを徹底的にご紹介します。
VANLIFE SUPPLY、Nature tones、OLDMOUNTAIN、そしてGGCrewという注目ブランドから、それぞれの製品概要、キラリと光る特徴、実際の使い勝手まで、キャンプ初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
これを読めば、UKIさんお気に入りのギアの魅力が丸わかりです!
VANLIFE SUPPLY CAR SIDE CHILLER:設営楽々!秘密基地テント
まずご紹介するのは、VANLIFE SUPPLY(ヴァンライフサプライ)の「CAR SIDE CHILLER」。
これは車の側面、特にルーフキャリアなどに取り付けて、あっという間に快適なリビングスペースを作り出せるカーサイドテントです。
「CHILLER」の名前通り、車を拠点にしてリラックスできる空間を提供することをコンセプトにしています。
最大の魅力は、設営が非常に簡単なこと。
それでいて、展開時のサイズは幅330cm、高さ210cm、奥行き300cmと、コットなどを置いてもゆったり過ごせる広さを確保しています。
収納時は幅60cm、奥行き18cm、高さ16cmとコンパクトになり、重さも5.4kgなので持ち運びも苦になりません。
素材には、引き裂きに強い「リップストップ加工」が施された68デニール(糸の太さの単位)のポリエステル生地を採用。
耐水圧(生地がどれくらいの水圧に耐えられるかを示す数値)は1,500mmあり、キャンプ中の一般的な雨なら十分対応可能です。
オールシーズン対応を謳っており、側面には開閉可能な小窓も付いているため、換気や採光の調整も容易です。
デザイン面では、ヨーロッパのヴィンテージテントにインスパイアされたカラーリングが特徴的で、サイトをおしゃれに演出します。
まさに「秘密基地」のようなワクワク感を提供してくれるギアと言えるでしょう。
ただし、適合する車の高さが170cmから200cmとされているため、ご自身の車に合うか事前に確認が必要です。
また、耐水圧1,500mmは標準的なスペックですが、長時間続くような悪天候下での使用には限界がある点も留意しておきましょう。
Nature tones サイドアップボックス&テーブル S:おしゃれ収納の決定版?
次にご紹介するのは、福井県発のアウトドアブランド、Nature tones(ネイチャートーンズ)の人気定番アイテム「サイドアップボックス&テーブル S」。
その名の通り、キャンプギアを収納するボックスでありながら、天板を展開すればテーブルにもなるという一台二役の多機能ギアです。
この製品の賢い点は、ボックス形態から両サイドの天板をパタパタと広げるだけでテーブルに早変わりするところ。
片側だけ広げてサイドテーブルとしても使えます。
中央の収納スペースはギアコンテナとして活躍し、食器や小物を整理するのに役立ちます。
Sサイズの収納容量は約20L程度と推測されています。
番組で紹介されたのは、インナー素材に布地(ファブリック)を採用したアップデート版の可能性が高いです。
これにより従来モデルから軽量化され、さらにインナーバッグは取り外し可能になり、ギアの整理や持ち運びがより便利になりました。
従来モデル(Sサイズ)の重量は約6.0kgでしたが、ファブリック版では軽量化されています(具体的な数値はSサイズでは不明)。
デザインは、金属フレームと木材(またはファブリック)を組み合わせた、無骨さと温かみが同居するNature tonesならではのスタイル。
側面にはシェラカップなどを掛けられるハンガーが付いており、洗ったカップを乾かすのに便利という声もあります。
Sサイズは2人での使用にちょうど良い大きさです。
注意点としては、多機能ギアゆえの重量(ファブリック版でも一定の重さあり)や、Sサイズでは収納容量が用途によっては不足する場合があること、従来モデルの木製天板は手入れにやや気を使う必要がある点が挙げられます。
また、天然木を使用しているモデルは木目や色合いに個体差があります。
価格はSサイズで3万円台半ばと、やや高価な部類に入ります。
OLDMOUNTAIN マジックストーンset:驚愕!肉が劇的に旨くなる魔法の石
続いては、独創的なデザインでコアなファンを魅了するガレージブランド、OLDMOUNTAIN(オールドマウンテン)の「マジックストーンset オーク」。
これは、分厚い溶岩石プレートと、ブランド独自の紋様が美しい木製アンダープレート(敷板)がセットになった調理器具です。
製品コンセプトは、まさに「魔法の石(Magic Stone)」。
特筆すべきは、なんと厚さ2.7cmもある極厚の溶岩石プレートです。
この厚みがもたらす高い「蓄熱性」(熱を蓄える能力)と、溶岩石特有の「遠赤外線効果」(物質の内部から温める効果)により、食材、特にお肉を低温でじっくりと、驚くほど柔らかく美味しく焼き上げるとされています。
セットのウッドアンダープレートは、番組で紹介されたものはオーク(楢)材。
ウォールナット材のバリエーションもあります。
プレートにはOLDMOUNTAINを象徴するオルテガ柄風の紋様が施され、ブランドの世界観を存分に味わえます。
このアンダープレートは、熱した溶岩石をテーブル上で安全に使うための敷板として機能しますが、高温の石を乗せると表面が焦げて黒くなる点は仕様とされています。
さらに、裏返せばカッティングボード(まな板)に、単体でウッドプレート(皿)としても使える多機能性も備えています。
使用する上での注意点もあります。
溶岩石は急激な温度変化に弱いため、強火での加熱や熱い状態での水洗いは避ける必要があります。
アンダープレートの焦げを「味」と捉えられるかどうかもポイント。
また、厚い溶岩石のため、セット全体の重量はそれなりにあると予想されます。
そして何より、OLDMOUNTAIN製品は人気が高く、正規ルートでの入手が非常に困難な点が挙げられます。
OLDMOUNTAIN OKAMADON:檜の香りにうっとり。至高の釜飯体験!
OLDMOUNTAINからもう一つ、「OKAMADON(オカマドン)」をご紹介。
これは、同ブランドの「オリジナル480深型シェラカップ」(別売り)と組み合わせて使うことを前提とした、木製の釜蓋です。
「3度の飯より飯が好き。」というキャッチフレーズ通り、シェラカップひとつで本格的な釜飯(最大1合)を炊き上げるためのアイテムです。
OKAMADONを専用シェラカップに被せて炊飯することで、アウトドアにいながら美味しいご飯が炊けます。
素材は主にヒノキ(檜)またはウォールナット。
特にヒノキ製は、炊き上がったご飯にヒノキの良い香りがふわりと移り、他では味わえない贅沢な風味を楽しめると高く評価されています。
デザインも秀逸で、蓋の裏面にはマジックストーンセットのアンダープレート同様、ブランドを象徴する紋様が刻印されています。
木材の反りを抑えるための伝統的な木工技法も取り入れられています。
対応するシェラカップと重ねて(スタッキングして)コンパクトに持ち運べるため、携帯性にも優れています。
ウォールナット製の重量は約280gと軽量です。
注意点としては、使い始めは木材の成分や香りがご飯に強く移ることがある点(使用に伴い薄れる)、専用のシェラカップが別途必要である点、そしてマジックストーンセット同様、入手が非常に困難な点が挙げられます。
木製品なので、使用後の適切な手入れも必要です。
GGCrew スプリットテーブル Signum:光と影が織りなす芸術的テーブル
最後にご紹介するのは、岐阜県下呂市のガレージブランド、GGCrew(ジージークルー)が手がける「スプリットテーブル Signum(シグナム)」。
これは、天板のデザインが特徴的な木製キャンプテーブルです。
最大の特徴は、天板に施された複雑で幾何学的な「Signum」模様。
これが一般的なプリントではなく、物理的に「彫り込み」によって表現されている点です。
この彫り込みが、テーブル上のランタンなどの光を受けて陰影を生み出し、日中とはまた違う、独特で幻想的な雰囲気を醸し出します。
「The best engraving for you」というコンセプト通り、単なるテーブルを超えたアートピースのような存在感を放ちます。
構造面では、天板が中央で二つに分割できる「スプリット」構造。
接合部にはダボ(木製の棒)が使われており、簡単に組み立て・分解が可能です。
脚部も2枚の板パーツで構成され、分解してコンパクトに収納できます。
素材には、軽量性に優れた桐(きり)材を採用。
組み立て時のサイズは幅860mm×奥行き860mm×高さ400mmで、総重量は約7kgと、このサイズの木製テーブルとしては比較的軽量です。
キャンプサイトでのメインテーブルとして、特に夜間のランプ下でその真価を発揮します。
使わない時は、デザイン性の高い天板をインテリアアートとして飾ることも可能です。
注意点としては、素材である桐材が軽量な反面、比較的柔らかく傷が付きやすいこと。
オイルフィニッシュ仕上げのため、定期的なオイルメンテナンスが推奨されること。
そして、彫り込み部分には木材の特性上「ささくれ」が必ず発生し、細かい部分は使用中に欠ける可能性もあることです。
価格も6万円台と高価で、受注生産のため納期がかかる場合がある点も留意が必要です。
まとめ:UKIさん紹介!注目キャンプギア5選について
今回は、BSよしもと「キャンプな休日」で女子キャンパーUKIさんが紹介した、注目のキャンプギア5選を詳しく見てきました。
どの製品も機能性はもちろん、デザインや素材、使うことで得られる体験に強いこだわりが感じられましたね。
一方で、その個性ゆえの注意点や、入手しにくいといった側面もありました。
ご自身のキャンプスタイルや価値観に合わせて、最適なギア選びの参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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